思考も整理されますし、文字を書く行為はとても楽しいもの。
ただ、小・中学生や高校生の方の課題として取り組む際は、なかなか日記の魅力に気づきにくいですよね。
この記事では、誰もが日記が書けるようになるための具体的な書き方や続け方をご紹介します。
日記が書けるようになるにはどうすれば?
「おうち時間」を充実させることや、目標達成を見据えることなど、日記を始めるきっかけは皆さん様々。
一方で、小・中学生や高校生の方は日記を「課題」として出されることも多く、日記の書き方や続け方に悩む方は、日記を始める意欲にみなぎっている方ばかりでもありません。
そこで、こちらでは誰もが日記を毎日付けられるようになる具体的なアイデアを共有します。
ぜひ、以下の内容を参考に、日記を書いてみてはいかがでしょうか。
日記は「書き方」と「続け方」を知ることが大切!
今までやってなかったことを始めるということは、何かとわからないことも多いですよね。
日記を始めるにあたって感じる悩みや不安は「書き方」と「続け方」のコツを知れば解消されることが多いです。
この記事では、日記の書き方の参考となるアイデアとして、7つのテーマをご紹介。
日記の続け方のコツとして、実践的な3つの方法をご紹介しています。
日記の書き方のアイデア7選
日記の書き方といってもたくさんあります。
こちらでは、よくある日記の書き方の参考例として、7つのアイデアをご紹介します。
※詳細の説明は次の大項目にて
- 『記録日記・育児日記』昨日のことを記録していくような書き方
- 『熟考日記』1つのテーマに対する自分なりの思考をまとめる書き方
- 『想起日記』特定の検索条件であったことを思い出して書くアイデア
- 『改善日記』ビジネス・学習などで自身の能力開発を目指す書き方
- 『ルール日記』ランキング形式などルールを決めて書くアイデア
- 『過去日記・未来日記』過去を思い出したり未来を想像して書くアイデア
- 『他者日記』他者視点で日記を書くアイデア
書く魅力度 | 読み返す魅力度 | こんな人におすすめ | |
❶ 記録日記 | △ | ◎ | 読み返すのを楽しみにしたい方 |
❷ 熟考日記 | ◎ | ◯ | 空想などに耽(ふけ)りたい方 |
❸ 想起日記 | ○ | ◎ | 精神的に疲れている方 |
❹ 改善日記 | △ | ◎ | ビジネス・勉強での成長を望む方 |
❺ ルール日記 | ○ | ◎ | 気軽に続けたい方 |
❻ 過去日記・未来日記 | ○ | ○ | 自分なりの目的を見出せる方 |
❼ 他者日記 | ○ | ◎ | 人間観察が好きな方 |
日記の続け方のコツ3選
日記の続け方について、「自身のメンタリティ」の問題にするのはまだ早いです。
以下3つの具体的なアイデアを実践してみてはいかがでしょうか。
※詳細の説明は次の次の大項目にて
- 日記の書き方(テーマ)を変えてみる
- オプション(選択肢)をたくさん持っておく
- 良いものを書く意識より、書き切る意識を持つ
【日記の書き方のアイデア】人気テーマ7選をご紹介
日記の書き方について、具体的なアイデア7つをこちらで詳しくご紹介しています。
1. 『記録日記・育児日記』昨日のことを記録していくような書き方
まずはオーソドックスな日記の付け方のひとつ、記録日記です。
記録日記の書き方は、今日あったことを記録していくように書いていきます。
- 時系列的にあった出来事を書いて、そのとき思ったことを軽く添える
- 会った人の情報(人なりや関係性)を書いておく
- 子供の成長を記録する(育児日記)
【A】振り返ったときに、当時したことを鮮明に思い出すことができることです。
将来、自分がおじいちゃん・おばあちゃんになったときに、縁側やベランダで当時書いた日記を読み返している姿を想像してみてください。
すると日記に書かれている内容は「あのとき当たり前だと思っていた生活」はとても眩しく、良い思い出として映ると思いませんか?
普段から行く場所や、いつも会う人などを記録することに対して、「それは書き方のアイデアとしてどうなの?」と思われる方もいるでしょう。
それでも、自分は10年後には全然違う生活をしているでしょうし、そのとき一番に振り返りやすいのは、自分がしたことを記録しておく書き方に他なりません。
2. 『熟考日記』1つのテーマに対する自分なりの思考をまとめる書き方
次にご紹介する日記の付け方は、熟考日記。
熟考日記の書き方は、日々の生活のなかで気になったことを書いていきます。
- 幼くも電車に一人で乗っていた子供について、想像してみたことを書く
- 好きな人と行われる、LINEでの心理戦を詳細に書く
- 読んだ漫画や、見た映画の感想を書く
【A】書く体験そのものを存分に楽しめることです。考える習慣がつくと、日々の過ごし方も変わります。
記録日記が「一日の網羅性」を意識するのに対して、熟考日記の書き方では「出来事の深さ」を意識する特徴があります。
「そういえば、あの人の言っていたことってこういう意味だったのかな?」
みたいに、例えば3ヶ月前にあったことについて新しく思うことがあれば、それを今日書いてもいいです。
私は、日記をこの付け方で続けています。
簡単でわかりやすい続け方のアイデアとして、最近はケータイの「メモ」機能を使うようになりました。
日々、滝のように降ってくる情報のなかで、ときには「立ち止まって黙って考える」習慣があると、なんだか心も落ち着く気がします。
3. 『想起日記』特定の検索条件であったことを思い出して書くアイデア
日記の付け方に関するアイデアは他にも、例えば想起日記。
想起日記の書き方は、自分がしたり、された良いことを書いていきます。
- ありがとうと言われた出来事、言った出来事を書く
- 今日できるようになったこと、挑戦したことを書く
- 自分が頑張ったと思えることを書く
【A】読み返すだけで、自分を応援することができることです。
例えば、仕事や勉強で苦しい状況。
でも「ここだけは突破しなければならない」と思えるような状況は誰しもに訪れるものと考えます。
そのとき、自分に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら、目の前に集中できる状態を作れる自分がいると、とても心強いと思いませんか。
想起日記という書き方は、そんな自分になるための、小さな成長に喜びきちんと褒めてあげるためのアイデアなのです。
4. 『改善日記』ビジネス・学習などで自身の能力開発を目指す書き方
日記の書き方のコツやアイデアのなかには、改善日記というものもあります。
改善日記の書き方は、ビジネスや学習、人付き合いなど、昨日の反省をして明日以降に役立てるためのもの。
- こんなことを友達に言ってしまった、本来はどう言ってあげるべきだったか書く
- 仕事で失敗した原因はどこにあるか、次回以降、ミスをしないためにどうすべきか書く
- 溜まったストレスを、全て文字に書き起こす
【A】気持ちの整理ができることです。
辛い状況や困難な状況では、自分を応援できる力も必要ですが、同じくらい、徹底的にその状況と向き合うのも一つのやり方としてあります。
例えば、あなたが限界に感じていることを鮮明に書いておくと、自分を知る良いきっかけにもなるかもしれません。
なぜなら、「限界」と「輪郭」という言葉は非常に近しいと筆者は感じているから。
自身を改善・成長させていくという目的で、自分を知ろうとする書き方やアイデアがあっても良いですよね。
ちなみに、私はマイナスなことばかりを書き溜めた日記を読み返すことは、決して辛いことではないと考えます。
キザな言い方ではありますが、自分の影に注目するということは、その反対側には常に光があるからです。
逆説的に、「日はまた昇る」ことを確認できるので、悲観的に読むことしかできない日記にはならないと考えます。
5. 『ルール日記』ランキング形式などルールを決めて書くアイデア
日記の付け方に少しアレンジや個性を出したい方は、「ルール日記」というアイデアも。
ルール日記の書き方は、その名の通り自分のルールにしたがって、書いていきます。
- 一行日記
- ランキング日記
- 一番綺麗と思った写真を記録
【A】過去と今の読み比べがしやすいことです。
例えば、1行日記のように型が決まっているということは、過去の自分との比較がしやすくなります。
いうなれば、五角形のレーダーチャートで各頂点の評価項目が同じだと、優劣がつけやすいようなもの。
ランキング日記とは、「好きなお酒」「行ってみたい場所」「食べてみたいもの」など、そのとき考えた自分のランキングを書いていくもの。
読み返してみたときに、当時の価値観がわかるのは面白そうですよね。
6. 『過去日記・未来日記』過去を思い出したり未来を想像して書くアイデア
一風変わった日記の書き方として、過去日記・未来日記というのを書いてみるのもありです。
「過去日記」「未来日記」とは、まさに今日の出来事ではなく、過去や未来のことについて書く日記のこと。
- 毎日、一週間前の出来事を思い出して書く
- 毎日、明日の生活を想像して書く
【A】一定のタイムラグが、自分に冷静さをもたらしてくれることです。
例えば、過去日記では「敢えて」一週間前の日のことを思い出して書きます。
例えば、「今日一番気になったこと」を探そうとすると、優劣がうまくつかないことってありますよね。
そこで、敢えて一週間という時間を寝かせることで、記憶に強く残ったものだけが思い出されるので、自分が気になったことを選びやすくなります。
また、未来日記とはまさに「明日以降の自分の生活」について書きます。
すると、こうしよう・ああしようと自分の生活を冷静に作り上げることができます。
実際に、そのすべてが達成できなくとも、何も考えないよりかは質の高い一日が過ごせるはず。
7. 『他者日記』他者視点で日記を書くアイデア
最後にご紹介する日記の付け方のアイデアは他社日記。
他者日記の書き方とは、「会った人」の視点で書く日記のことです。
- 喧嘩した人との出来事を、喧嘩した人の気持ちになって書く
- 好きな人との思い出を、好きな人の気持ちになって書く
【A】自分の言動を俯瞰して見る習慣がつくので、メンタルのコントロールに役立ちます。
日記は、自分のことだけを書くためだけのものではありません。
他者日記では、自分がしたことをそのまま書くのではなく、自分が誰かにしたことを、その相手目線で書いていくので、自分自身を一歩引いて見るクセがつきます。
すると、突発的に感情的になることが減ったりするので日常生活にも大きなメリットがあるでしょう。
【日記の続け方のアイデア】習慣にするための方法3選
日記の続け方について、具体的なアイデア3つをこちらで詳しくご紹介しています。
1. 日記の書き方(テーマ)を変えてみる
まず、日記を続けるために見直したい点は、テーマ設定。
過去に日記が続かなかった人は、まず日記を書くテーマを変えてみるのが日記を長く続けるやり方のひとつです。
ときに、日記の続け方に悩む方のなかに、悪いテーマ設定をしている人、アイデアが日記として魅力的ではない場合もあるので注意しましょう。
【A】それ日記じゃなくても良いよね、といえるようなテーマのことです。
- 自分の行動を正確に管理することをテーマにしよう
▶︎Google Calendarで予定を付ける方が良いよね? - 勉強したことを忘れないように記録するのをテーマにしよう
▶︎それはただの勉強であって、日記を書くことではないよね?
このように、日記の書き方・続け方によっては、そもそも日記を続ける意味を見出すのが難しい場合があります。
2. オプション(選択肢)をたくさん持っておく
日記を続けるコツの2つ目は、オプションをたくさん持っておくこと。
【A】日記を続ける、そのために多様な形・書き方を認めるということです。
例えば、「このノートに書く」と決めてしまうと、旅行時にそのノートを忘れてしまうと、日記は続けられなくなってしまいます。
日記を続けたいのであれば、書くものを決めずに、スマホやPCでも投稿できるような選択肢を広げておくのも続け方の一つの手段です。
あとの続け方のアイデアとしては、多少の書き溜めをよしとしたり、一日程度の投稿忘れも気にしないのも一つの手。
自分がおじいちゃん・おばあちゃんになって日記を振り返るとき、
- 3ヶ月に渡って毎日1本書き続けた日記
- 8年以上に渡って毎月1本書き続けた日記(90ヶ月)
本数は同じでも、やはり読みたいのは後者ではないでしょうか?
続け方のアイデア・発想として、「一日程度の書き忘れなんて、読み返す上ではどうってことない」という心持ちでいるのもありですね。
3. 良いものを書く意識より、書き切る意識を持つ
日記を書き方・続け方として、常に「書き切る意識」を持つことはとても大切です。
かの有名なFacebook創業者マークザッカーバーグの言葉をこちらに載せておきます。
Done is better than best!
完璧よりも完了の方が良い(とりあえず終わらせよう)ーFacebook創業者 マークザッカーバーグ
4. 音声入力を試してみる
音声入力とはスマホやタブレットなどの音声認識機能を使い、声で文字の入力が出来る機能のことです。
アップル純正のメモであれば右下のマイクアイコンから音声入力ができます。
人によっては誤字が若干多くなりますが、電話しているような感覚で気軽にその日の出来事を振り返られるのでおすすめです!
そもそも別のことをしたほうが自身の悩みに寄り添える?
「そもそもあなたはなぜ日記を始めようと思ったか」
この立場から考えたとき、もしかしたら日記を書くこと・続けることだけがあなたのためになることではないのかもしれません。
例えば、マインドフルネスの実践や瞑想を始めてみるといった方があなたには良いということも考えられます
試しに、ココナラ(個人・法人の得意をシェアするオンラインプラットフォーム)で、マインドフルネスや瞑想に関する相談をしてみてはいかがでしょうか。
こちらでは、ココナラマガジン編集部おすすめの2名の出品者の方をご紹介します。
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まとめ
日記の書き方や続け方について、具体的なアイデアをご紹介してきました。
小・中学生や高校生の課題にもされることの多い日記ですから、全員が「楽しくて」やるわけではないかもしれない。
そこで、こちらでは、具体的なアドバイスを中心にご紹介してきました。
一方で、日記には底知れぬ魅力が詰まっていることも最後にお伝えしておきたいです。
まず、日記を書くことそのものが、ある種「遊び」のように楽しいです。
誰にも邪魔されない頭のなかで、浮かんだものを言葉にするという「究極の一人遊び」のような環境に浸ることができます。
また、書き溜めたものを読み返すことができます。
書き溜めた日記はまるで、大量の色鉛筆パレットのよう。
グラデーションになった大量の色鉛筆パレットを前にして、
「二度と来ない今日を大切にしよう」
「過去の色を内包した今なんだ」
なんて思えたら素敵だと思いませんか。
ご自身の日記に対する内的動機に火がつけば、もはや書き方や続け方のノウハウは必要ないでしょう。
私も毎日、日記を付けています。
ぜひ、一緒に日記を書いてみませんか?