初心者にはハードルが高いと思われがちなレコーディング・ミックス・マスタリング。そこで今回、マスタリングでやってるプラグインの挿し方と、その順番をご紹介。自分で作った曲やMIXをマスタリングするとなるとどうしても客観性にかけてしまいます。ここで紹介するマスタリングの基礎知識を参考にご自身のDTMに役立ててください。
目次
【Logic Pro】プラグインの順番7ステップ
マスタリングとは、音量や音圧を上げたり、曲間を設定したりと、曲作り全体でも後ろの方の工程です。
ここでは、マスタリングとよくセットで語られるプラグインについて、その方法を具体的にご紹介します。
ちなみに、今回の解説では、Macに搭載できる有料ソフト、「Logic Pro」を想定したものになります。
イコライザー
まずは、EQで音を整えましょう。
もし、-3dB以上動かすようであれば、それはミックス工程に立ち返っても良いかも知れません。
基本的には、よりよくするための微調整的な位置付けになりますから、それほど大きな変更をする必要はありません。
ステレオ・イメージャー
こちらでは音像を作っていきます。
音像、と聞いてもイメージが難しい方も多いとは思いますが、音像とはざっくり「音の広がり」のこと。
曲の世界観に合わせて、広がりを持たせたり、逆に狭めたりすることができます。
一般的には、ここでは広げるような編集をする方が多いそう。
マルチバンド・コンプ
マルチバンド・コンプは各帯域の音の出方について調整する作業です。
ここで各帯域が揃うと、音が非常に綺麗に聞こえるはず。
こちらも最初のイコライザー同様、-3dB以上動かすようであれば、ミックス工程に立ち返るようにしましょう。
コンプレッサー
コンプレッサーの調整は、基本的にはその曲のテンポ感に合わせることが多いそう。
モードっぽい雰囲気なのか、R&B系の雰囲気なのか、完成させたときのイメージを元に決定して、調整をしましょう。
注意点としては、コンプレッションをし過ぎてしまうと、マキシマイザーに入力しても音圧が上がらなくなってしまいます。
音を潰しすぎるのはNGです。
サチュレーター
マキシマイザーをする前にサチュレーターで倍音を加えましょう。
倍音って?
倍音とは、ある周波数(基音)に対して、2以上の周波数を持つ音の成分のことです。
弦楽器や管楽器などの音を分解してみると、倍音が多数現れると言われています。
マキシマイザー
マキシマイザーとは、簡単に言えば音圧を上げてくれるプラグインのこと。
よくリミッターとも言ったりします。
こちらで、最後の音圧調整を行っていきましょう。
もちろん、上げ過ぎは禁物です。
レベルメーター
最後にレベルメーターで音量を調整して終了となります。
音量も、その楽曲の雰囲気に合わせて決定するのが良いでしょう。
難しいマスタリングはココナラのプロにおまかせ!
マスタリングは、その道の専門職がいるほど、スキルによって楽曲に差が出てしまいます。
また、マスタリングはうまくいったつもりでも、プラグインの段階でミスってしまったなんてことも……。
そんなときは、一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか?
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マスタリング初心者を卒業しよう!
マスタリング、そしてプラグインの順番について、役立つ情報をお届けしてきました。
マスタリングやプラグインの話をする際に、よくテクニック論に流れがちだったりするのですが、個々の工程でテクニックを上げるよりも、結果として出来上がる楽曲の良さで判断するべきです。
そのためにはテクニックも当然必要になるのですが、それ以上に大切なことが、個々の工程同士の連携です。
マスタリングとプラグインを通して、完成度の高い楽曲制作を目指しましょう!