結婚式（披露宴）のBGMは、入場・花嫁の手紙などシーンにあった曲を選びたいもの。二人の思いが込められた曲は、会場の雰囲気を高め、ゲストの感情を揺さぶるでしょう。しかし、どの楽曲がいいのか悩んでしまうのも事実。そこで今回は、シーン別のおすすめのBGMをご紹介！選曲のポイントから注意すべき点まで詳しくご紹介します。
結婚式のBGM｜著作権問題や準備のポイントとは
時間に余裕を持って計画的に
結婚式は準備することが多いため、BGMの選曲は後回しになりがち……。
しかし、適当に曲を選んだり、プランナーさんに全て任せてしまうと好みの楽曲じゃなかったと後悔してしまうことも。
BGMは結婚式の雰囲気を作る大事なもの。
余裕を持って新郎新婦二人できちんと話し合いながら決めていくといいでしょう。
二人の思い出やイメージに合った選曲を
BGM選びで大変なのが、新郎新婦の意見を合わせること。
選曲で意見が対立してしまう場合は、楽曲にこだわらずにシーン別の雰囲気に合わせることがおすすめです。
著作権に注意！
結婚式のBGMは、好きな曲を自由に流せるわけではありません。
なぜなら「著作権」を侵害してしまうかもしれないから。
そのため、事前に著作権について確認しておくことが大切です。
特に、以下の場合は注意が必要です。
- 自分でCDをコピー、編集したものを持ち込む
- 自作したムービー等を持ち込む
- 披露宴の動画をDVDにする
結婚式場にはたくさんのゲストの方が集まるので、勝手に使用した場合は、楽曲の「私的使用」とはみなされず「著作権・著作権隣接」などの違法に該当してしまいます。
しかし、結婚式では好きな曲を流したいですよね。
そのためには、JASRACという著作権について管理している団体に申請の手続きが必要です。
著作権申請は個人で進めるのではなく、式場やプランナーさんと相談しながら進めていきましょう。不安な方は、JASRACのサイトをご確認ください。
結婚式の音楽著作権については、こちらでも詳しく紹介しています。
結婚式のBGM｜シーン別の選び方とおすすめの曲
迎賓（5~20分｜1~5曲）
迎賓は新郎新婦やご両家の親族がゲストをお迎えする時間。
会話の邪魔にならない大人しめな曲調で、これから始まる披露宴にゲストがワクワクするような曲を選びましょう。
『Sugar』Maroon5
『Just You and I』安室奈美恵
『orion』米津玄師
『Just The Way You Are』Bruno Mars
入場（5分｜1曲）
新郎新婦の登場は、結婚式のプログラムで一番盛り上がるシーン。
そのため、明るい曲が好まれます。入場の演出などに合わせて選ぶとGOOD！
あまりイントロが長すぎない方がいいでしょう。
『瞬き』back number
『can you celebrate?』安室奈美恵
『Butterfly』木村カエラ
『愛を込めて花束を 』Superfly
乾杯（5分｜1曲）
乾杯のBGMは、ゲストの「乾杯」の音頭で曲がスタートするのが一般的。
そのため、華やかな曲が好まれます。
会場にいる人が一度は聞いたことのある、明るい曲が盛り上がりやすいのでおすすめ！
『ハピネス』AI
『バンザイ ～好きでよかった～』ウルフルズ
『Ki・mi・ni・mu・chu』EXILE
『What Makes You Beautiful』One Direction
ケーキ入刀（5分~10分｜2~3曲
新郎新婦初めての共同作業であるケーキ入刀。
ゲストにとって写真撮影のチャンスの瞬間ですね。
曲が流れるタイミングは、乾杯の時と同様に「ケーキ入刀です！」のアナウンス。
新郎新婦の幸せそうな姿をみて、ほっこりするようなポップで可愛らいい曲やロマンティックな曲がおすすめです！
『One Love』嵐
『Chu Chu』moumoon
『Recipe』山下達郎
『Baby I Love U』Che’Nelle
歓談（40~60分｜8~10曲）
前半のプログラムが終了し、ゲストもようやく落ち着ける時間。
ゲストの方々に、久々に会った友人との会話やお料理を楽しんでもらいたいですよね。
ここでは、会話を妨げないような曲を選ぶのがおすすめ。
落ち着いたバラード曲や、歌詞のないクラシックやジャズで上品な演出も人気ですよ◎
『家族になろうよ』福山雅治
『All you need is Love』The Beatles
『A Thousand Miles』Vanessa Carlton
『ベイビーアイラブユー』tee
お色直し退場・入場（各5分｜1~2曲
お色直しはゲストがゆったりとした落ち着いた状態でスタートするため、雰囲気が切り替わるような曲がおすすめ。
二人の思い出の曲にエピソードを紹介する演出などを加えると、より感動的な空間に。
お色直しの後の衣装や、演出に合わせて曲を決めるといいでしょう。
『君とつくる未来』ケツメイシ
『愛唄』GReeeeN
『Beauty and the Beast (美女と野獣)』ディズニー
『未来へ』Kiroro
テーブルラウンド（10~15分｜2~4曲）
ここでは、新郎新婦とゲストが唯一ふれあうことができる時間です。
定番のキャンドルサービスや、光るドリンクの演出などで会場を幻想的な雰囲気にしてくれます。
そのため、ロマンティックな曲や歌詞の内容が良い曲などがGOOD！
ゲストとの写真撮影や歓談の時間とする場合もあるので、会話を妨げない落ち着いた曲がいいでしょう。
『Bloom』Superfly
『Precious』EXILE ATSUSHI
『LIFE is beautiful』平井大
『365日』Mr.Children
両親への手紙（10分｜1~2曲）
感謝の思いを両親に伝えるシーンは、披露宴のクライマックスでとても感動的！
最近は、しんみりした雰囲気にしたくないと明るい演出を選ぶ方も。
選曲は涙の感動的なシーンにするか、明るく爽やかなシーンにするかで変わってきます。
手紙を読む邪魔にならないような曲を選ぶといいでしょう。
歌詞無しのオルゴールなどが人気ですよ◎
『未来へ〜オルゴール〜』Kiroro
『言葉にできない～オルゴール』小田和正
『ありがとう〜オルゴール〜』いきものがかり
『ありがとうの輪』絢香
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花束贈呈（5分｜1~2曲）
ご両親への感謝の手紙を読み終えたら、花束贈呈に進みます。
両親には感謝の気持ちを、相手の両親には「これから宜しくお願いします」という気持ちを込めて渡します。
そのため、手紙のシーンよりも明るめの曲や、感謝の思いが入った歌詞の曲などがおすすめ。
『花束を君に』宇多田ヒカル
『愛をこめて花束を』Superfly
『心を込めて花束を』サザンオールスターズ
『贈る言葉』GReeeeN
退場（5分｜1曲）
感動的なシーンが続いた後の退場は、新しく家族となった二人が手を取り合って、明るい未来へ向かうシーン。
二人の門出として明るくポップな曲がおすすめ。
また、ゲストが素敵な披露宴だった……と余韻に浸りやすい曲がいいでしょう。
『永遠』BENI
『ただ、ありがとう』MONKEY MAJIK
『やさしさに包まれたなら』松任谷由実
『100万年の幸せ』桑田佳祐
送賓（5~10分｜1~2曲）
送賓とは、新郎新婦退場後に新郎新婦が両親と並んでゲストを見送る時間。
来てくれた方々に気持ちよく帰ってもらうために、明るい曲がおすすめ。
スムーズに流れて退出できるように、アップテンポの曲を選ぶ工夫をすることも。
余韻を大切にしたい方は落ち着いたバラード曲を選ぶといいでしょう。
『幸せをありがとう』ケツメイシ
『ハピネス』AI
『Y』C&K
『History』One Direction
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シーン別の選曲で感動的な結婚式に
ここまで、結婚式のBGMとして知っておくべきこと、シーン別のおすすめ曲をご紹介してきました。
結婚式は新郎新婦のお二人にとって一生の思い出。
とことんこだわって、素敵な時間を過ごしてくださいね。
この記事が少しでも、あなたのお役に立てたら幸いです。
