日本人選手の活躍もあり、近年どんどん人気のスポーツになりつつあるテニス。大学生など、この春から始めてテニスを始めるという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、テニスを始めたばかりの初心者向けに、基本であるフォアハンドに重点をおいて解説していきます。
目次
初心者が素早くストローク上達するための7つのステップ
テニスの基本的な動きには、ストローク、サーブ、ボレー、スマッシュなど様々な動きが含まれます。
この記事では、 ワンバウンドしたボールを打ち返す基本のショットであるフォアハンドストロークに重点を当てて解説していきます。
STEP1|グリップの正しい持ち方を理解する
テニスラケットには 「イースタングリップ」という持ち方があります。
イースタングリップはラケットを地面において、親指の付け根をグリップに合わせるように握る持ち方です。
ラケットの面と手のひらの向きが同じになるので、手のひらでボールを打っているような感覚になります。
他の持ち方に比べて、 自然にボールを捉えやすいため、テニスを始めたばかりの初心者におすすめ。まずはこの持ち方で始めてみましょう!
STEP2|初心者は「ミニテニス」から練習を始めよう
テニスの初心者は、向かってくるボールの速度や回転を正確に判断できないので、まずは距離とスピードを落とす必要があります。
このときおすすめの練習法が、 サービスラインのすぐ後ろからプレーする「ミニテニス」です。
短い距離の方が、簡単にボールをコントロールできます。
まずは、ミニテニスをしながら下記のSTEP3〜5の練習をしてみましょう!
STEP3|自分の正しい打点を理解する
正しい打点とは、腰の高さ程度で、体重の乗っている足より前の場所のことです。
初めの5分から15分は、自分のフォームなど細かいことを意識するのをやめて、理想的な打点で打つことに専念しましょう。
上の写真のように、理想の打点で打てたときは、スムーズに力が伝わり気持ちよくボールが飛んでくれるはずです。
また、自分がどういう打点で打っているのか自覚することは難しいので、スマートフォンで動画を撮影して、打つ位置を調整するのがおすすめです。
STEP4|フォロースルーは左手でキャッチしよう
ボールを後ろから自分の打ちたい方向に押し出すイメージで、腕を打球方向に伸ばすことをフォロースルーといいます。
フォアハンドストロークのフォロースルーでラケットをキャッチするようにスイングすると玉が安定します。
フォロースルーでラケットをキャッチすると、体の開きが抑えられ、ラケット面が上を向いてボールが思わぬ方向に飛ぶのを防いでくれます。
STEP5|打つ前にスプリットステップをする
スプリットステップは、どのショットを打つ前にも重要な、フットワークを良くする動きです。
スプリットステップの目的は、相手がボールを打つ瞬間、重心が低くなったニュートラルな状態でスムーズに動き出せるようにすることにあります。
また、スプリットステップで動きを一旦リセットすることによって、相手がボールをどこに打とうとしているのか、冷静に観察することができます。
STEP6|少し距離を伸ばして、ストロークの準備をはやくする
ベースラインからの練習に入る前に、コートの3/4程の広さを使ってストロークしてみましょう。
ここで重要なのが「準備のタイミング」。
多くの初心者は、ボールのバウンドに合わせて、ラケットを後ろに引いて打つ準備をしています。
しかしこのままでは、球速が速くなったときにストロークが間に合わず、ミスしてしまいます。
そこで、 常にボールがバウンドしたタイミングで、ラケットを引いて、ボールを打つ体制を整えておきましょう。
STEP7|ベースラインからプレーする
最後に、実践と同じようにコートをフルに使ってベースラインからプレーしてみましょう。
これまでのSTEP1〜6の内容を意識しながら、無意識下でもすべての動作が自然に行えるようになるまで、繰り返し練習しましょう。
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まとめ
今回は、初心者のためのストロークの基本を解説しました。
テニスは、打ち合いが出来るようになると本当に楽しいスポーツです。
ぜひこの記事を参考に楽しみながらスキルを上達させましょう!