大学受験において、日本史は絶対に得点しておきたい重要な科目。でも量が膨大で勉強法がわからない……そんな悩みを抱えている受験生も多いはず。この記事では、日本史の受験勉強方法を、基本から徹底解説します。日本史を制して受験を制しましょう!
目次
日本史受験の3つのポイント
私大文系志望の方も、国公立二次で日本史が必要な方も、受験生は避けては通れない暗記科目。
「どうやって勉強を進めればいいのかわからない……」「日本史に苦手意識がある……」
なんて方のために、ここでは日本史の受験勉強のポイントを3つご紹介いたします。
①勉強のスケジュールを把握する
旧石器時代から近現代まで、日本史の試験範囲はとても膨大な量です。
しっかり計画をたてて、勉強をするのが勝敗の分かれ目と言っても過言ではありません。
計画的に、着実に点数を上げていくのが、日本史受験成功の一番の近道◎
おすすめの方法は、一週間ごとに決めた時代だけを勉強するやり方。
旧石器~弥生時代を一週目、古墳~飛鳥時代を二週目、などと計画しておくと、一か月ごとのスケジュールが立てやすくなります。
ここで大事なのは、二週目のときにも先週学んだ内容を、しっかり復習すること。
一日10分程度で構わないので、毎日復習することが鍵となります。
②復習をとにかく徹底する
日本史の勉強では、何よりも復習が勝負の鍵を握ります。
完璧に覚えたと思って、復習を放棄していると、記憶は簡単に抜け落ちていくもの。
毎日最低限でも、日本史に触れる習慣をつけましょう。
室町時代を勉強した週の日曜日に、教科書も何も見ずに、覚えたことを全て紙に書き出してみましょう。
ここで大事なのは時系列に沿って書き出すこと。
全て書ききったら、参考書などをみて答え合わせをしましょう。覚えられていない部分がどこか把握しましょう。
寝る前にもう一度確認しておくことで、記憶の定着率を上げることが出来ます。
寝る前まで勉強したくない、と思うかもしれませんが、その10分が大切なのです。
③成績が上がらなくても焦らない
暗記科目は、記憶がしっかりと定着するまで、時間がかかるもの。
必ずしも、右肩上がりで点数が上がっていく、というわけではありません。
最後まで腐らず勉強をし続ければ、必ず結果がついてくるのが日本史の特徴です。
くじけそうになっても、諦めなければ報われるのが日本史の勉強です。
日本史の受験勉強方法とは?
日本史受験においての大切なポイントが分かったら、次は具体的な勉強方法についてです。
現役大学生の筆者の体験談なども踏まえて、ご紹介していきます。
ステップ①時代ごとの流れ・人物・出来事を暗記
夏休み~10月頃までに、歴史全体の大まかな流れを掴みましょう。
ポイントは、何故その事件・戦争が起きたのかの因果関係をしっかり理解することです。
歴史は全て地続きなので、全体の流れを掴むことが何よりも重要になります。
優しい解説・イラスト付きで日本史を学べる参考書。
作者の解説音声CD付きなので、移動中に聴くだけで日本史の流れが理解可能。
おすすめ語呂合わせや、押さえておきたいポイントがわかりやすくまとめてあります。
ステップ②一問一答式で、細かい知識と流れを暗記
10月~12月頃は、①と並行して細かいところの知識を蓄える期間。
年号や、史料問題、文化史など、細かいけれど頻出問題になるものを、この期間に拾っていきましょう。
その知識自体が出題されなくても、問題を解くヒントとなるものを増やす、という意識を持ちましょう。
受験生全員が持っているといっても過言ではない、日本史受験界の名作。
頻出レベル別に3段階の☆マークがあります。
まずは☆3つの重要単語だけ勉強していき、一周したら☆2つを増やす……という勉強方法がおすすめ。
ステップ③過去問をたくさん解く
10月~1月は①②と並行して過去問を解いていきましょう。
志望大学の出題傾向の把握、本番のイメージなどができる過去問は、受験生の必須アイテムです。
記憶を定着させるために、一度解いたものも繰り返し解きましょう。
筆者が受験生の頃(11~12月頃)は、以下のような勉強方法を徹底しました。
②一問一答問題集を、30分~1時間ほど勉強する。
③過去問を毎日1~3つほど解いて、間違えた問題の時代を教科書や一問一答集と照らし合わせて解きなおす。
この勉強法で直前模試6割でも、センター試験本番では日本史9割をとることができました。
日本史はとにかく復習が大事な科目です。最後まで諦めないでください!
おすすめのノートのまとめ方
復習しやすいように、要点をまとめたノートを一冊作っておくと、勉強がはかどります。
ここでは、おすすめの授業用のノートの取り方を、簡単に紹介します。
おすすめ授業用のノートの取り方
まずページの真ん中に、縦に直線をひきます。
左側は板書をするスペースとして活用し、右側は追加知識を書くスペースとして活用します。
たとえば室町時代について板書していたとすれば、時の天皇が関わった文化史を右のスペースに書き加えます。
そうすることで、時代と繋げて覚えにくい文化史を覚えやすくなります。
また勉強を進める中で、自分が間違えた問題を右側に書くこともおすすめです。
そうすることで、その範囲で自分が間違えやすい問題を、わかりやすくすることができます。
復習する際にも注目できるので、一度間違えた問題を、取りこぼす恐れも減ります。
色はなるべく使わないようにする
カラフル過ぎるノートは、どこが重要なのかが分かりにくくなります。
重要な物は赤ペンで、重要な説明文には緑マーカーを引くことで、赤シートでの勉強がしやすくなります。
特に重要だと思う箇所には、☆のマークをつけておくなど、自分なりのルールを決めることもおすすめ。
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日本史をマスターして桜咲く春をむかえよう
受験期間は、思い通りにいかず辛く苦しいものかもしれません。
しかし今の頑張りが、未来のあなたを作り出すのです。
日本史は受験のときだけでなく、教養として日本人なら知っておきたい重要な知識。
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高3の夏休みの模試で、偏差値70をとれたことに油断し、そこから他の教科の勉強ばかりするようになりました。
慢心した結果、次の模試では偏差値50以下に……。
そこから三か月間、日本史に力を入れて勉強しても、中々模試の成績は上がりませんでした。
しかし諦めず勉強し続けた結果、徐々に成績を伸ばしセンター試験では9割越え達成。