もふもふの可愛らしいフォルムと、自由気ままなところが魅力的な猫。そんな可愛い姿に癒されたいと、猫を飼う人が急増中です。でも、実際に猫を飼うには何を用意したら良いのかわからない……という方も多いですよね。この記事では、猫を飼う時に押さえておきたいポイントをご紹介します。
目次
猫を飼う前に知っておきたい4つのこと
猫は気ままな動物の上、長生きな子だと20年ほど生きます。
飼う際には多少の犠牲は必要。
猫を飼う前に押さえておきたいポイントをご紹介していきます!
費用に余裕があるか
猫を飼う場合は、初期費用に加え、ご飯代や病院代など様々な出費があります。
必要な金額は、初期費用を除いて年間16万円ほど(アニコム損保:ペットにかける年間支出調査 2019より)。
つまり、毎月1万4000円程度必要になります。
金銭的に余裕があるか確認しましょう。
広さは充分か
猫は基本的に室内で飼うのが推奨されています。
そのため、運動は室内。
適度に運動しないと、ストレスが溜まってしまいます。
最低でも、キャットタワーが置けるスペースは確保しましょう。
また、トイレも設置する必要があります。
トイレを置ける部屋があるかも確認しましょう。
家を空けることが多くないか
猫は毎日、お世話をするのが前提。
そのため、猫を飼うと旅行や出張には行きづらくなります。
長期間家を空けるという場合は、知人の家に預けたりペットシッターなどを利用しましょう。
とはいえ、猫は自分の家が何よりも安心できる場所。
長期間家を空けるのは必要最小限にしましょう。
一生連れ添えるか
長生きな猫は20年ほど生きると言われています。
そのため、20年間連れ添うことができるのかも、確認するポイントの一つ。
引越しの予定があったり、ペット不可のマンションに住んでいる場合は、ひと段落してから猫を飼いましょう。
猫を飼うのに必要なもの
猫を飼うには揃えるものが盛り沢山。
実際にどのようなものが必要なのでしょうか。
ここでは、猫を飼う時に用意しなければいけないものをご紹介します!
最低限用意すべきもの
猫を飼うにあたって、最低限用意しなければいけないものは次の6つ。
- 爪とぎ
- キャットフード
- 猫用食器
- トイレ
- トイレの砂
- ベッド
それぞれご紹介します。
爪とぎ
猫にとって爪とぎはなくてはならないもの。
爪のケアのためや、気分転換のためなど様々な役割を持っています。
爪とぎがないと、家具で爪をといでしまう子も。
爪とぎはいろんな種類や、形状のものが売っています。
必ず購入してあげましょう。
- 段ボール
- 麻
- 布(カーペット)
- 木材
好みの爪とぎは猫ごとに違います。
好きな爪とぎを見つけてあげましょう。
キャットフードと猫用食器
猫用食器はお好きなものを選んで問題ありません。
しかし、高さがあるものの場合、子猫は食べにくい可能性も。
台などを用意して調整してあげるのが◎
キャットフードは大きく分けて、ドライフードとウェットフードの二種類に分けられます。
どちらをあげても問題はありませんが、ドライフードの方が保存性が高いため、メインはドライフードがベター。
基本はドライフードをあげ、子猫や食欲の落ちてきた猫などにあげるのはウェットフードと考えておけば良いでしょう。
また、開封してからしばらく経つと、食いつきが悪くなる猫もいます。
ドライフードの場合、開けてから1ヶ月程度で食べ切れるサイズのものを購入しましょう。
トイレとトイレの砂
猫が排泄をしたことに、飼い主がすぐに気付いて処理できるように、オープンタイプのトイレがおすすめ。
しかし、臆病な子は身体が隠せるようなドーム型を好む場合もあるので、猫に合わせて選びましょう。
トイレの砂は好みがあります。
順応性の高い子猫のうちに、好きなものを見つけてあげましょう。
砂を変える場合はいきなり変えるのはNG。
前の砂を混ぜてあげると、すんなり受け入れてくれますよ。
ベッド
猫が安心して眠れるように、猫専用のベッドがあると安心。
春夏用と秋冬用の二種類あると、季節に応じて使ってくれますよ。
猫は1人になりたい時に、自分のスペースがあると安心します。
広すぎるものではなく、程よくフィットするものを選びましょう。
合わせて用意しておきたいもの
猫が快適に暮らせるために、合わせて用意しておきたいものは次の5つ。
- キャットタワー
- おもちゃ
- キャリーバッグ
- ブラッシング用品
- 首輪
キャットタワー
猫の運動に必需品なのがキャットタワー。
素材やデザインなど種類は様々です。
据置タイプや、突っ張りタイプなど、猫のタイプに合わせて選びましょう。
特におすすめなのが、爪とぎがセットになっているキャットタワー。
上に登った状態で爪とぎができるので、家具で爪とぎすることが少なくなりますよ!
おもちゃ
代表的なおもちゃと言えば、猫じゃらしタイプのおもちゃ。
最近は、レーザーポイントを追いかけさせるタイプのものも存在します。
他にも、蹴りぐるみやボールなど、様々なおもちゃが販売されています。
実際に遊んで、好きなものを与えてあげましょう。
あまり遊ぶ時間が取れないという方は、自動で動くタイプのものも◎
キャリーバッグ
猫を病院などに連れて行く時に、必要になるのがキャリーバッグ。
病院に連れて行く用途のみだと、嫌がって入らなくなってしまうこともあります。
そのため、部屋の中に置いておき、ベッドのように使ってもらえるようにすると◎
ブラッシング用品
毛の生え替わりの時期は、ものすごい量の毛が宙を舞います。
そのために欠かせないのがブラッシング。
様々な種類がありますが、基本的には飼い主が使いやすいものを使って大丈夫です。
ただ、猫が嫌がる可能性もあるので、その場合はブラシを変えてみたりと対応しましょう。
また、静電気が発生しがちなプラスチックのコームは避けるのが吉。
首輪
室内飼いでも、脱走した時のことを考えると首輪は必須。
また、家にいる時にも首輪があると、音でどこにいるかわかって安心ですよ。
また、猫に可愛い服を着せたい!という方も多いはず。
そんな方におすすめなのが、猫の洋服を作ってくれるサービスです。
冬などの寒い季節におすすめですよ。
とは言え、見知らぬものを身体につけるのを嫌がる猫も一定数います。
嫌がらない間だけ、着せるくらいの心持ちでいましょう。
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猫の飼い方
ここまで、猫と暮らすのに必要なものをご紹介してきました。
次は、実際に猫との暮らし方についてご紹介します。
トイレのしつけについて
トイレのしつけは比較的簡単です。
猫が、トイレをしたそうにソワソワしていたら、トイレに連れて行ってあげましょう。
自分の排泄物の匂いのついた砂などを入れておくと、トイレの場所を覚えやすくなります。
遅くても、2週間程度でトイレの場所を覚えますよ。
また、猫は綺麗好き。
そのため、トイレにこだわりがある場合がほとんどです。
トイレは1ヶ月に1回程度、丸洗いしてあげましょう。
おやつ
基本的に、猫におやつは必要ありません。
無闇にあげるのは、健康を損なう可能性があるので注意しましょう。
理想的なおやつのタイミングとしては、トイレがうまくできた場合や、コミュニケーションの一環としてなどです。
何か目的を持ってあげるのが好ましいでしょう。
ワクチンなどの健康管理
感染症のリスクは至る所にあります。
空気感染や、来訪者など、様々な要因で感染する可能性があります。
そのため、室内飼いの猫にもワクチンは必要。
健康に育ててあげるためにも、必要なワクチンは接種しましょう。
ワクチンを受けるタイミングや、副作用などは猫によって異なります。
そのため、病院で見てもらうのが安心ですよ。
気になることはプロに相談
ここまで、猫の飼い方をご紹介してきました。
でも、実際に育ててみないとわからないこともありますよね。
そこで、猫の飼い方の気になることはあるけれど、わざわざ獣医さんに聞くほどではないという方におすすめのサービスをご紹介します!
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猫は、自由気ままな可愛い動物。
その特性を理解した上で、一緒に暮らしていきましょう。
猫のいる生活は、思っている以上に素敵な空間になるはずですよ!