スーツと何が違うの?私服でもいいの?ビジネスカジュアルは定義が曖昧なので、何が正解なのかわかりにくいもの。会社からビジネスカジュアルOKと言われているけど、実際何を着ていけばいいのか、お悩みの方も少なくないはず。この記事では、メンズ向けのビジネスカジュアルコーデを職種別、季節ごとご紹介していきます。
目次
そもそもビジネスカジュアルって?
ビジネスカジュアルは、明確な定義を表すのが難しいものです。
なぜなら、ファッションは感覚的なものと捉えがちだから。
ではどのように着るものを判断すべきなのでしょう?
かの有名なスーツ販売店である洋服の青山では、以下のように定義付けています。
・ビジネスカジュアル =外来のお客様対応がある職場向きの服装
・オフィスカジュアル =外来のお客様対応がなく、会社が認める働きやすい服装
出典:洋服の青山「【メンズ】オフィスカジュアルのルールと年代別おすすめコーデ」
上記を踏まえると、お客様と面会があるビジネスカジュアルは、スーツよりにコーデを揃えると格好が付くと言えます。
そしてその中で大事なのは、クライアント、職場の仲間に不快感を与えないこと。
職場での服装は、シンプルで落ち着きのあるものが好ましいとされています。
とはいっても、何を着ればOKなのか判断が難しいところ。
ここでは、ビジネスカジュアルについての基本とNGコーデをお伝えします。
ビジネスカジュアルの基礎を知ろう
社会人である以上、外見には注意を払いたいところ。
ビジネスカジュアルでは、2つのポイントを意識することできちんとしたコーデを実現できます。
まず、蛍光色や柄の多い服装を仕事着としてしまうと、相手に不快感を与える可能性があります。
あくまでも仕事ですから、クライアントや一緒に働く仲間に信頼を与えるシンプルな服装を心がけましょう。
シンプルな服装をするうえでは、カラーをモノトーンでまとめるのがベター。 差別化をしたいなと感じたら、ストライプのシャツや薄いカラーのシャツを取り入れてみるのもOKです。
注意するのは、たとえシンプルな柄でも、トップスとボトムスの両方に柄物を入れないこと。
柄は無地と比べてカジュアル度が増してしまうので、トップスをストライプシャツにしたら、ボトムスは無地のスラックスにするのが最適です。
次に清潔感。
具体的には、洗濯をしているか、身の丈に合っているか、シワやよれがないかを確認することが大切です。
ファッションブランド「THE SUIT COMPANY」が実施した『ビジネスにおける社会人の第一印象』のアンケート調査によると、仕事をするうえで清潔感が大事と回答した方は、全体の70%というデータがあります。
仕事をするうえで、服装が与える印象は仕事以上に大きいものかもしれません。
NGコーデを理解しよう
・チェックの主張が強いシャツ
・派手なプリントTシャツ
・肌の露出が多いショートパンツ
ポイントは、カジュアル感が強い服装を避けることです。
基礎で学んだポイントと照らし合わせると、わかりやすいのではないでしょうか。
注意として、ビジネスカジュアルではオーバーサイズの服は基本的にNG。
ゆるゆるとした服装は、だらしなく見えてしまうので、職場には不向きです。
自分に合ったピッタリ感を意識しましょう。
職種ごとOKコーデをご紹介
さてここからは実践編。
ビジネスカジュアルの具体的なOKコーディネートを、王道と外勤・内勤の職種別にご紹介します。
・シャツはホワイトの無地かビジネスライクなストライプ
・シャツにスラックススタイルがオーソドックス
クライアントと直接面会する外勤コーデ
営業など、クライアントや外来のお客様と直接やりとりする外勤職種の方々は、顧客との信頼関係を築くことが大切です。
そのため、会話の内容以上に身だしなみが重要なことも。
外勤でのビジネスカジュアルで取り入れる、王道のアイテムをご紹介します。
ジャケットは必要不可欠
営業や他社との打ち合わせがある方は、ジャケットの着用がマスト。
なぜなら、ジャケットはスーツでも着用するくらい最もフォーマルなアイテムだからです。
ジャケットの色は、ネイビーやカーキといったトレンドの色を選択するとOK。
ビジネス用ポロシャツであるビズポロ
ビジネス用ポロシャツとは、Yシャツなどのドレスシャツとポロシャツの着心地の良さを併せもつアイテムのこと。
ビズポロ、とも呼ばれています。
ビジネスシーンでは、ノーネクタイでもジャケットのインナーに襟付きのシャツを着るのがマナー。
TシャツでもOKな場合もありますが、職場によってはフォーマルさが求められることもあるので、襟付きのシャツを着用するのが無難です。
ボトムスはスラックスまたはチノパンで決まり
ビジネスカジュアルのボトムスといえば、スラックスかチノパン。
これはどちらかを選べばOKです。
カラーバリエーションも豊富なので、ネイビーのジャケットにベージュなどの明るい色のチノパンを合わせると爽やかな印象になります。
注意点として、サイズがしっかりフィットしているかを確認しましょう。
ダボっと履くオーバーサイズのボトムスにすると、野暮ったい印象を与えてしまうこともあるので、気をつけましょう。
何でもOKではない内勤コーデ
顧客との直接的な対応が少なく、社内でのデスクワークがメインの内勤。
内勤は、お客様の訪問がある場合でもマナーのある服装のこと。
オフィスカジュアルとも言われています。
内勤で気をつけたいのは、着心地がよくてシャンとしたコーデをすることがベター。
上司や同僚など、一緒に働く仲間と円滑に業務に取り組むことが大切な職場。
あまりにも服装がだらしないようでは、相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
パーカーにダメージジーンズといったカジュアル度の高い服装は、内勤とはいえ避けるようにしましょう。
季節ごとのビジネスカジュアルコーデ
ここでは、季節ごとどういった服をチョイスするのが良いのかをご紹介!
いつものビジネスカジュアルコーデに取り入れて、印象をアップさせましょう。
季節ごとのカラーをコーディネートに取り入れると、きちんとできるだけでなく、おしゃれな印象を与えることもできます。
フレッシュな春
肌寒さが残る春は、ジャケットにスラックスを合わせたコーディネートがベター。
また普段のネクタイではなく、ニットタイを取り入れるのがポイントです。
ニットタイは、カジュアルさがアクセントになり、色はジャケットと同じ色をチョイスして統一感を出すのがおすすめ。
ボトムスは明るめの色を選ぶと春らしいフレッシュな印象を出すことができます。
爽やかさを出したい夏
一番服装に悩んでしまうのが、クールビズ期間。
ネクタイをしなくてはダメ?ジャケットは必要なの?と気になることも多いはず。
クールビズの規定は会社によりますが、オーソドックスにするなら、ホワイトや淡いブルーのビズポロを着ると良いでしょう。
例えば、以下のコーデにするとベター。
・淡いブルーのワイドカラーシャツとミディアムグレーのスラックス
・白とブルーの2色で構成されたストライプ柄のシャツとネイビーのスラックス
ワイドカラーは男性らしく、若々しい印象を与えることができます。
さらに、夏は涼しさを連想させる青色や白を基調としたカラーを取り入れることで、爽やな印象を与えることができます。
ここで重要なのが、レギュラーカラーのシャツは避けること。
ノーネクタイで第一ボタンを開けると、襟の納まりが悪くなってしまうからです。
おしゃれの幅が広がる秋
服装に様々なバリエーションを入れることができる秋。
ベーシックなジャケパンスタイルに、ニットやカーディガンを取り入れるのがおすすめです。
秋のカラーといえば、ベージュやブラウンが王道。
カーディガンやニットにトレンドの色をいれるとアクセントになり、華やかさがアップしますよ。
落ち着きのある紳士さをまといたい冬
重ね着を一番する冬だからこそ、スマートなコーデを意識したいところ。
テーラードジャケットやチェスターコートなどの綺麗目なアウターを選びましょう。
着こなしが難しいからこそ、全体のコーデを3色までに抑えるとベター。
たくさんの色を取り入れてしまうとカジュアルになり、ビジネスには不向きになってしまいます。
シンプルさを念頭においてコーデを整えることが大切です。
コーディネートにまとまり感を出す小物アイテム
コーディネート全体を支えるうえで欠かせないのが、小物アイテム。
ここでは、ビジネスカジュアルコーデを引き締めるアイテムを紹介します。
靴
ビジネスシーンでは、前提として革靴をチョイスしましょう。
プレーンタイプが最もフォーマルとされていて、そこから紐のなくなったローファーになるにつれてカジュアル度がアップしていきます。
ビジネスカジュアルでは、スーツに比べてカジュアル度の高い服を選びますよね。
そこに革靴を合わせることによって、カジュアルな印象を抑えることができます。
特に、お客様と直接対応がある外勤の方は、革靴を履くようにしましょう。
時計
時間通りにことが進んでいるか、常日頃確認するのがデキるビジネスマン。
時計は品格を表現するものですから、つけるのがマストです。
派手な色の時計やあまりにも誇張したデザインは避けるのがベター。
シンプルで落ち着いた色の時計を身につけるがおすすめです。
カバン
リュックタイプから手提げタイプまで様々な種類があるカバン。
機能性重視のものや必要最低限のものしかいれないなど、自分に合ったカバンを選ぶようにしましょう。
色は、黒、ネイビー、ダークブラウンといった落ち着きのある色をチョイスしましょう。
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ビジネスカジュアルのコーデについてご紹介してきました。
まとめると、シンプルで清潔感のある服装を心がけることです。
自分に合ったコーデを見つければ、仕事へ行く気分も上がるはず。
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・清潔感を意識する