フリーペーパーとは、駅や大学などで配られている無料の紙媒体のこと。無料で配布できる理由は「広告」でお金を得ているからです。今回は意外と知られていないフリーペーパの作り方や制作費用にまつわる情報をお伝えします。特にこれから初めてフリーペーパーを作成する方にとっておすすめの基本情報が詰まっているので必見です。
目次
フリーペーパーとは?何を書くの?
駅に置いてあったり、大学で配布されたりする「フリーペーパー」。
存在は知っているものの、作り方や制作費用など詳しいことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
まずはフリーペーパーの特徴とどんな内容を書くべきなのかをご紹介します。
フリーペーパーの特徴
フリーペーパーの1番の特徴は無料で配布されていること。
通常の雑誌であれば雑誌を販売することで利益を得ることができますが、フリーペーパーは無料で配布するため販売で利益を得ることができません。
そのため、フリーペーパーの収益源は「広告」になります。
フリーペーパー内の一部のスペースを「広告枠」として広告主に販売することで利益を得ることができます。
フリーペーパーに書くべき内容
フリーペーパーに書くべき内容は「配布場所のターゲットが求めている情報」です。
配布場所に沿って内容を考えるという面で、フリーペーパーはwebよりもターゲットがはっきりしていると言えます。
手配りするにしろ、置いておくにしろ、そのフリーペーパーは特定の場所に根ざしたものになるからです。
フリーペーパーを作る際には「どこで配布するか」を念頭に置き、ターゲットの求める情報をリサーチするのが大切。
例えば、大学で配るのであれば、
- 大学周辺の美味しいお店
- 知る人ぞ知る楽しいスポット
- 就活情報
- サークル情報
などがおすすめ。
学生が気になる情報を盛り込みます。
このように、配る場所に合わせて「ターゲットはどのような情報を求めているか」を熟慮しましょう。
フリーペーパーの作り方
フリーペーパーを作る工程は大きく3つ。
- 目的決定
- デザイン決め
- 印刷
です。
ここからは各工程について詳しく解説していきます。
また、今回はフリーペーパーを作る上で欠かせない「広告主の集め方」までご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください!
①ターゲット・目的を決める
フリーペーパーを作る際にはまず「ターゲット」と「ターゲットに伝えたいこと」を決めましょう。
これはフリーペーパーをたくさんの人にもらってもらうためだけでなく、広告主を募る際にも重要なので手は抜けません。
ターゲット
ターゲットとして決めるべき内容は
- どこで配るのか
- どんな人に配るのか
- どうやって配るのか
です。
学生街で配るのであればターゲットは主に学生・学校関連の人になりますし、住宅街で配るなら家族連れになるかもしれません。
「どこで」と「誰に」は1番初めに明確にしておきましょう。
「どうやって配るのか」は主に手配りとお店などに置かせてもらう形があります。
自分達にあった形を選びましょう。
目的
目的で決めるべきは「何を伝えたいのか」です。
伝えるべき内容はもちろんターゲットが求めている情報であるべきです。
しかし求める情報をすべて網羅することは難しく、無理に全てを詰め込めば結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
そのため、まずは一つにジャンルを絞るのがおすすめ。
さらに情報を増やしたい場合は、レイアウトなどに合わせて関連ジャンルの情報を増やすようにしましょう。
②デザインを決める
書く内容が決まったらざっくりとしたデザインを決めます。
「ざっくりとした」というのは、
- 何を一番大きく扱うか
- 広告枠はどこにどのくらいのサイズで配置するか
がメインです。
つまり、フリーペーパー全体のレイアウトを決めていきます。
表紙や細かなデザインをここで決定してしまうと、後で内容が変更になった時に対応が大変になるのでここではあくまでレイアウトを決めるのみにとどめるのがおすすめ。
番外編:広告主を募る
フリーペーパーを作る上で広告主はとても大切です。
広告をどれだけ出してもらえるかでその年の売上が大きく変わるからです。
サークルなどで毎年同じところに広告を出してもらえる場合は良いですが、そうでない場合、一から広告主を自力で探さなくてはなりません。
広告を出してもらうには相手のメリットを伝える必要があります。
初めてのフリーペーパー発行で歴史がない場合は、広告主にとっても広告効果が予測しづらいため広告獲得が難航してしまうことも。
交渉の際には広告主が「これならメリットがありそうだ」と思うような具体的かつ論理的なメリットを用意しましょう。
例えば、
- フリーペーパーで扱う内容と広告主の領域が近い
- 広告以外のコンテンツ部分でも広告主について触れている
- 配布場所が広告主の店と近い
などがメリットの例として挙げられます。
広告費は妥協できない部分なので、メリットは考えられるだけ考えてから交渉に臨みたいですね。
③デザイン決定・印刷
広告主が集まり、どこにどれだけ広告を出すのか決定したら、詳細なデザインを考えます。
フリーペーパーは書店などに並ぶわけではないので、なかなか内容を吟味してもらうことはできません。
置いてあったり、差し出されたフリーペーパーをみて「欲しい!」と思わせるデザインが必要です。
ぜひデザインにはこだわりたいですね。
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デザインが決まればあとは印刷です。
たくさんの人に貰ってもらうためについついたくさん印刷したくなりますがそれは危険。
初めての発行であれば部数は少なめにしておきましょう。
発行歴の浅いフリーペーパーでは配布に関するノウハウも貯まっていないはず。
部数は印刷費に直結するので、無駄な費用を抑えるためにもまずは小さく試すのがおすすめです。
フリーペーパーの作成費用はどのくらい?
フリーペーパーを作成する上で忘れられないのが「費用」。
フリーペーパーには大きく2つのお金が関わります。
それは、作成費用の「印刷費」と売上になる「広告費」です。
それぞれの相場がどのくらいなのか、どうすれば売上が大きくなるのかお伝えします。
【3社比較】印刷費は5万円前後?
フリーペーパーの印刷費は主に
- カラー印刷か白黒印刷か
- ページ数
- 部数
- 納期
で決まります。
印刷所によって金額は変わりますが、今回はオーソドックスなフリーペーパーの場合の金額比較をまとめました。
*2021年12月時点の情報です
中綴じ(雑誌と同じ綴じ方)
32ページ
100部印刷した場合
7営業日以内 | 5営業日以内 | 3営業日以内 | |
プリントパック | 46,490円(税込) | 69,980円(税込) | 73,150円(税込) |
ラクスル | 65,788円(税込) | 77,926円(税込) | 105,681円(税込) |
プリントアース | 55,840円(税込) | 60,510円(税込) | 79,100円(税込) |
印刷会社によって値段は異なりますが、納期に余裕があるほど価格が安くなるのはどこも同じ。
できるだけ余裕を持って入稿することで作成費用を抑えることができます。
二つ折りにした紙の真ん中をホッチキスのような針金で留めます。ページ数が少なめの場合におすすめ。
ページ数が多い場合は無線綴じと呼ばれる綴じ方がおすすめです。
針金を使わず糊でとめる綴じ方で、背表紙が作れるのも特徴です。
広告費は広告のサイズによって変わる
広告費は広告のサイズによって異なります。
もちろん広告枠が大きいほど広告費も高くなりますが、とにかく大きな広告を配置することはお勧めできません。
なぜならその分フリーペーパー本来のコンテンツが占める割合が小さくなってしまうから。
「広告ばかりのフリーペーパー」と思われてしまっては、次回以降貰ってもらえる可能性が下がってしまいます。
どのくらいまで広告に割いても良いのかは熟慮する必要があります。
レイアウトを決める段階でコンテンツとのバランスをよく考えましょう。
*2021年12月時点の情報です
広告費目安
A41ページ | A4の1/2サイズ | A4の1/4サイズ | A4の1/8サイズ | A4の1/16サイズ | |
広告費 | 50~80万 | 30~40万 | 10~20万 | 5~10万 | 3~5万 |
フリーペーパーをたくさんの人にもらってもらうには?
せっかくフリーペーパーを作るのであればたくさんの人に手に取ってもらいたいですよね。
フリーペーパーを手に取ってもらいたいなら「配布場所」と「デザイン」にこだわるのがおすすめです。
配布場所はターゲットに合わせて
フリーペーパーを作る上で配布場所を考えるのはとても重要。
なぜならどこに置くか、どう配るかで貰ってもらえる数が大きく異なるからです。
フリーペーパーの主な配布方法は2つ。
- 店に置いてもらう
- 手配りする
です。
どの方法を取るにしろ、たくさん配布したいのであればターゲットに合わせた場所で配布しましょう。
例えば、女性がターゲットなのであれば女性に人気のお店に置いてもらうのがおすすめ。
おしゃれなカフェや美容院など、滞在時間が長く暇を持て余しがちな場所であればさらに貰ってもらえる可能性が上がるでしょう。
あなたが学生なのであれば、学校で手配りするのもおすすめ。
校門で差し出されればつい手に取ってしまう人も多いはず。
新歓時期や学祭など、学校に慣れていない人が多く訪れるイベントは外せません。
デザインにこだわる
フリーペーパーをたくさんの人に貰ってもらうならやはりデザインも大切。
できるだけデザインにはこだわりたいもの。
しかし人を惹きつけるデザインは一朝一夕に身につきものではありません。
そんなあなたにおすすめなのが「デザインのみ依頼する方法」です。
ココナラであれば、比較的安価にオリジナルデザインを依頼することができます。
今回はフリーペーパーデザインでおすすめの10サービスを紹介します。
ぜひ気になるサービスは「お気に入り」しておいてくださいね。
予算1万円前後で依頼する
外国語対応も可能!多国籍なフリーペーパーにしたいなら
- 金額:10,000 円
- お届け日数:要相談 / 約26日(実績)
- おすすめポイント:翻訳付きデザイン対応なので留学生の多い大学で配布する場合などにおすすめです。
修正無制限!カタログ・パンフレット作成します 英・中・韓の翻訳も対応可!訴求力のあるデザインをお求めの方へ
すっきりデザインでわかりやすくしたいなら
- 金額:12,000 円
- お届け日数:要相談
- おすすめポイント:現役デザイナーによるシンプル可愛いデザインが特徴です。
修正無料!冊子・メニューを制作します 伝えたい情報をすっきりまとめるデザイン
サイズで他と差をつけたい方におすすめ
- 金額:14,000 円
- お届け日数:要相談 / 約28日(実績)
- おすすめポイント:イメージのお任せも可能! 幅広いジャンルに対応可能なクリエイターです。
何のサイズもOK!カタログ/パンフレット制作します 印刷入稿まで対応可能!地図無料作成できます!
シンプルな冊子にしたいなら
- 金額:17,000 円
- お届け日数:10日(予定) / 約22日(実績)
- おすすめポイント:初心者も安心の手厚いサポートで好評のクリエイターです。
シンプルおしゃれな冊子、カタログ作ります ファッション、アクセサリー、雑貨、コスメ、アルバムなど!
予算2万円前後で依頼
たっぷりページで作りたいなら
- 金額:20,000 円
- お届け日数:要相談 / 約28日(実績)
- おすすめポイント:会社概要資料の制作実績多数!人気クリエイターです。
会社概要、商品カタログ、パンフレットなど作ります 簡易な折りパンフレットから十数ページの冊子まで問いません!
急いでデザインを決めたいなら
- 金額:25,000 円
- お届け日数:要相談 / 約18日(実績)
- おすすめポイント:スピード対応が好評のクリエイターです。
パンフレットのデザイン承ります 好印象デザイン、ネット印刷の入稿データも納品可能です
シンプルかつスタイリッシュに仕上げたいなら
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- お届け日数:要相談 / 約28日(実績)
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使い方もデザインも考慮したパンフレット作ります 2つ折りパンフやページ物のパンフレットに最適です!
予算3万円前後で依頼
総販売実績470件超え!熟達のデザインにしたいなら
- 金額:30,000 円
- お届け日数:要相談 / 約54日(実績)
- おすすめポイント:デザイナー歴10年以上!飲食店にまつわるデザインの得意なクリエイターです。
女性プロデザイナーが会社案内・パンフ制作します どんなジャンルもお任せください‼︎
わかりやすく伝わる冊子にしたいなら
- 金額:30,000 円
- お届け日数:要相談
- おすすめポイント:雑誌デザイン経験者によるおしゃれで伝わるデザインが好評のクリエイターです
カタログ、パンフ、雑誌書籍などのデザインをします 分かりやすく伝えられるデザインがモットーです。
魅せるミニマムデザインにしたいなら
- 金額:35,000 円
- お届け日数:要相談 / 約24日(実績)
- おすすめポイント:初心者でも安心のヒアリングでリピーターも多数のクリエイターです。
プロのデザイナーが魅力的なミニ冊子を作成します 商品・サービスの本質を効果的に引き出すA5冊子をご提案。
フリーペーパーを作ってたくさんの人に届けよう
たくさんの人に喜ばれるフリーペーパーは「ターゲット」と「ターゲットの求める情報」をリサーチすることが大切。
しかし、まず手に取ってもらうためには目に入った瞬間に惹きつけるデザイン的な魅力も必要です。
ぜひおしゃれなオリジナルデザインをココナラで依頼して、たくさんの人にフリーペーパーを届けましょう!
まずはココナラで検索です!