利用者の拡大が著しいInstagram(インスタグラム)。若年層が集まるプラットフォームということで、広告出稿などビジネス的にも注目が集まっています。実は比較的簡単に広告を配信することができるインスタグラム。一方で、高い効果を目指すには高い専門性が必要です。本記事ではインスタ広告の種類の解説から、その選び方のサポートも行います。
目次
インスタ広告ってどれくらい効果があるの?
Instagram(インスタグラム)は今もなお、ユーザー数が右肩上がりな数少ないSNSの一つ。
趣味での利用だけでなく、ビジネス面での利用でも注目されています。
例えばインスタは、個人の方でも企業の方でも、広告を出すことが可能。
インスタ広告は、ターゲットや目的に応じた使い方をすれば、高い効果が見込めるプラットフォームなのです。
効果が見込めるターゲット層は?
Instagramは国内月間利用ユーザー数3,300万人を有するサービスであり、主なユーザー層は10~30代。
それら若年層の85%は、インスタの投稿を見て何かしらの行動を取るとされています。
またインスタは情報収集の場としても用いられます。
例えば、若年女性層は「流行のファッション」「話題のグルメスポット」「話題のレジャースポット」の情報収集にインスタを利用します。
情報に敏感な若年層をターゲットとするビジネスの場合、インスタ広告は有効と言えるでしょう。
こんな目的に適してる!
インスタ広告の運用では、主に以下3つを目的として設定することが多いです。
認知:自分の扱うサービスや商材の存在を、広く知ってもらうこと
- 0からのビジネススタートでも広告を打てる
- 不特定多数に認知してもらえる機会である
検討:特定の商材やコンテンツについて、さらに詳しく伝えること
- 詳しい情報を伝えて購入を促進できる
- 購入しないボトルネックを解消できる
コンバージョン:商材やコンテンツを実際に購入したり、体験したりしてもらうこと
- 実際に売り上げを作れる
- リピーター獲得に繋がる
自分の広めたいビジネスが、3つのうちどのフェーズに適しているのか、しっかり確認しましょう。
目的に応じた対策や行動は、より良い結果を生み出します。
これまでは認知や検討の面で注目されてきたインスタ広告。
最近は、インスタにショッピング機能が実装されたため、コンバージョン目的での注目度も高まっています。
ショッピング機能の詳しい内容は、次の参考記事も合わせてご確認ください。
インスタ広告、6つの種類
インスタ広告は、以下の6つに細分化できます。
- 写真広告
- カルーセル広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- コレクション広告
- 発見タブ広告
それぞれの特徴を見ていきましょう。
写真広告
インスタのタイムライン上に表示させる広告です。
ユーザーの通常投稿と同じフォーマットで広告を表示させます。
写真は正方形、横型のどちらにも対応しています。
シンプルに写真だけなので、初心者の方でも広告を作りやすいのが特徴です。
カルーセル広告
複数枚の写真や動画をスライドさせて見せることができる広告。
こちらもタイムライン上に表示されます。
複数の情報を並べることができるので、商材やビジネスの魅力をより詳細に届けることができます。
動画広告
動画を使った広告になるので、音と動きも表現することが可能に。
音や動きを見せることで、商材のイメージを抱かせやすいメリットがあります。
最長120秒の動画を、正方形または横型のフォーマットで配信できます。
ストーリーズ広告
ストーリーズは、画像や動画をフルスクリーンで表示する機能で、通常の投稿とは異なり、24時間で内容が消えるのが特徴です。
長い時間のこらないという特性を生かし、他の投稿広告よりもやや挑戦的なクリエイティブにすることが可能に。
また表示にも広告っぽさがあまりないので、ユーザーに違和感なく許容してもらえます。
コレクション広告
メインの画像や動画の下に、任意の複数の商材写真を並べて表示させる広告です。
画像や動画、またはその両方が利用でき、写真広告と動画広告のハイブリットのようなもの。
可視化できるたくさんの情報があるので、より多くの商材認知や検討、コンバージョンを促進することができます。
発見タブ広告
インスタには、自分の興味関心にあった投稿が表示される「発見」という機能があります。
検索ページから情報を確認できるもので、ユーザーのいいねなどをもとに、機械学習を用いた表示されるもの。
通常は投稿のみが表示されますが、広告を打つと、発見タブにも表示させることができます。
発見タブ広告は、新しいものを積極的に探す人にリーチできます。
すなわち新商品に抵抗が少ない人が多いので、認知を目的にする場合にも有効です。
広告の種類、どう選ぶべき?
これだけたくさんの種類があると、初めて広告運用する人にとっては、どれを選べば良いのか困ってしまいますよね。
一番重要なのは、お持ちの商材に合わせて、どれが一番魅力を伝えられそうか考えることですが、初心者の方がそれを見極めるのはなかなか難しいでしょう。
もし初めてのインスタ広告で分からないことがたくさんある方は、種類選びのついでに広告のスペシャリストに色々と尋ねてみても良いかもしれません。
ココナラにはSNSの広告運用に長けた方が多く在籍。
不安点・疑問点などがあれば、ぜひ質問してみてはいかがでしょう?
Facebook広告、大成功の秘訣をお教えします 前職は人事。SNS広告を用いた採用活動に大成功しました。
インスタ広告の設定と配信の方法
より高い効果を目指すときは、種類だけでなく最適な設定をすることも重要です。
届けたい人が異なれば、広告のターゲット設定や配信のタイミングも変わります。
これもまた難易度が高い技。
SNSマーケターと言う職種があるのは、それが所以です。
ビジネス成功のためにも、広告設定と広告配信についてはしっかり把握しましょう。
インスタ広告は、多角的にターゲット設定しよう
インスタは提供元であるFacebookと連携しており、膨大な量のデータを有しています。
そのため、詳細なターゲット設定をすることが可能。
具体的には、以下の6つの項目で絞ることができます。
- 地域
→国や地域など - 利用者層データ
→年齢や性別など - 興味関心
→ユーザーがフォローしているアカウントやよくいいねするコンテンツなど - 行動
→インスタやFacebook内での行動、購入、その他アカウントが紐づく利用端末の情報など - カスタムオーディエンス
→特定の情報をもつアカウントやアクションを起こしたアカウントなど - 類似オーディエンス
→設定したターゲットや興味関心のあるターゲットと、類似するアカウントなど
ターゲット設定のアドバイス
広告を配信する以上、ある程度の費用が発生しますよね。
このとき、ターゲット設定の幅によって、必要な予算が変わってきます。
例えば細かいターゲット設定をすれば予算を抑えることはできますが、設定が細かすぎるがゆえに、潜在層にリーチできないこともあります。
一方で、広めのターゲット設定だと、潜在層も含めた幅広い層にリーチができますが、多額の予算が必要になってきます。
すなわち程よい塩梅で、広告配信する必要があるのです。
広告配信のやり方
インスタ広告の配信は、Facebookの広告マネージャーを使用します。
広告配信までの主なフローは、以下の通りです。
- 広告予算を決める(製作費用含め)
- Facebookページとビジネスプロフィールを作成
- 広告クリエイティブの作成やターゲット設定
- 配信開始
- 広告の分析
このとき重要になるのが広告のクリエイティブ。
つまりユーザーの目に触れる投稿のことですが、この作成にはある程度のデザインスキルが必要とされています。
デザインをゼロから学ぶ時間があればいいですが、なかなか作れない方が多いかと……。
そんな方は、デザインのプロに作成依頼をするのがおすすめ。
ココナラを使って、配信したい広告イメージに沿ったデザイナーさんを探してみてはいかがでしょうか?
ここではおすすめのクリエイティブデザイナーをご紹介しています。
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【最重要】配信した広告は分析すること!
広告は配信したら終わり、ではありません。
むしろ配信してからが、ビジネス成功の鍵を握ります。
広告はその良し悪しを判断するために、常に分析をする必要があるのです。
なぜ分析が必要?
入念な準備の上、ターゲット設定をしたかもしれません。
しかし思い通りの数字ができることは非常に稀。
なぜなら広告は人の動きを映し出すもの。
社会情勢や時事ニュース、さらには天候などにも左右されるものだからです。
そのため常に数字を見ながら、ターゲット設定などを微調整していく必要があります。
何を見ればいいの?
具体的には、特に以下の2つの数値をモニタリング・分析する必要があります。
- CTR
→表示された広告のうち、クリックされた割合 - CVR
→アクセス数のうち、成果獲得(コンバージョン)できた割合 - CPA
→1件のコンバージョンにかかるコスト
CTRやCVRは少しでも高く、CPAは少しでも安いのがいいです。
これらの数値を常にモニタリングして、増減の場合には“なぜそうなったのか”を分析しましょう。
広告配信をサポートするアドバイザー
これらを見て難しそうだなと感じた方は、インスタ広告の運用代行をお願いするのも一つ手段かもしれません。
ぜひ検討してみてください。
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まとめ
インスタ広告は初心者の方でも、比較的気軽に広告配信することが可能です。
一方で、上手な広告配信をするには高い専門性が必要。
ご自身で試行錯誤しながらも、難しいと感じたら早めにプロにサポートを求めるのが吉です。
皆様のビジネス成功を、陰ながら応援しております。