自作ゲームサーバーの作り方!サーバーの特徴と自宅で構築するメリット

ゲーム サーバー 構築

ゲームサーバーを自分で作ってみたい!
そもそも、サーバーとゲームサーバーって何が違うんだろう……?
編集部
そんな方のために、①サーバーとは何か、②ゲームサーバーの作り方、③ゲームサーバーを構築する際のポイントの3点をご紹介します。

自分好みのサーバーが作れる自作サーバーには、思いがけないデメリットも?
そこで今回、安全に自作サーバーを楽しむヒントをまとめました。

そもそもサーバーとは?ゲームサーバーとの違い

ゲーム サーバー 構築 準備
ゲームサーバーの構築方法を知る前に、まずはサーバーやパソコンに関する基礎知識を確認しましょう。
そうすることで、自分が構築したいサーバーがどう言ったものなのか明確に想像することができます。
もちろん、サーバーの基礎知識が頭に入っている方は次の項目、具体的な構築方法に移ってもらって構いません。
ここでは、ゲームサーバー初心者に向けて、サーバーとは何かご紹介します。

サーバーとは何か

サーバーと名のつくものはとても多く感じます。
ビールサーバーやビールサーバー、もちろんメールサーバーといったような物も全てサーバーです。
これらサーバは「serve(供給する)」からきており、 何か特定の機能を供給するためのものをサーバーと呼んでいます。

ゲームサーバーとは?

ゲームサーバーとは、ハードウェア・OSの上で動作するゲームと通信するためのアプリケーションが起動したもののことを言います。
ここで押さえておきたいポイントが ゲームサーバーには用途に合わせて大きく2種類あるということ。

①リアルタイムサーバー

バトル系のゲームで使用されるのが、リアルタイムサーバー。

リアルタイムかつ、マルチプレーヤーゲームにおいては、通信状況が勝敗に影響を与えることも多く、常時接続型の通信が求められます。

②一般的なサーバー

リアルタイムサーバーでは限界のある、HTTPやAPIのようなものが一般的。

まさに、ビールサーバーのように「必要な量注がれたグラスとサーバーは、お代わりのタイミングになるまでバラバラの関係」と言えるような状態。

その点で、リアルタイムサーバーはわんこそばのように、足りなくなったら常に補給されるサーバーのような状態をイメージできると理解しやすいのかもしれません。

ガチャを引くサーバーなどで使われます。

ゲームサーバーを自作する方法【必要な機材・構築のポイント】

ゲームサーバーの作り方

ゲームサーバーには、「リアルタイム性」が重視されたりなど、一般的なサーバーとは違った特徴が見受けられます。

そこで、ゲームサーバーを自作する際も、一般的なサーバーとは作り方が異なることが想像されますが、実は用意する材料などに特徴的な違いはございません。

ゲームサーバーを構築する上で大切なのは、パーツの性能に注目すること。
こちらでは、基本的な材料をご紹介した上で、構築する際のポイントについてまとめました。

【自作サーバー】用意するものって?

【用語解説】

  • マザーボード:各パーツを接続する基盤となるもの。同時に、接続されている機器の制御を行っている、まさにサーバーの要。
  • CPU:演算装置、コンピューターとしての計算を全て行う
  • CPUクーラー:CPUの発生した熱を逃すことで、CPUの能力を落とさないようにします。
  • メモリ:CPUを頭脳とすれば、考える「机」にあたるもの。一時的なデータの置き場所としての容量のこと。
  • HDD:考える頭、処理する机、そしてHDDはそれらの長期蓄積を目的とした「本棚」のようなもの。
  • PCケース:上で紹介した素材を防塵などを目的にしまっておく箱。
編集部
HDDは、PCの電源を切っても残り続けるデータとして理解しておきましょう。

ゲームサーバーの作り方・構築のポイント

基本的な作り方としては、用意したものをマザーボードに接続してしまえばいいのですが、大切なことはその材料選び。

特に、CPU、メモリ、HDDがPC(サーバー)のスペックに大きく影響すると言われています。
PCケースやマザーボードにお金をかけたくなる気持ちも分かりますが、まずは核となる3つのパーツに時間やお金をかけたいところですね。

ゲームサーバーを構築するポイント【注意点】

ゲーム サーバー 構築 ポイント
実際、ゲームサーバーの構築を個人でやることはかなり専門的な知識を必要とします。
それは、注意すべきポイントが複雑かつたくさんあるから。
ここでは、ゲームサーバーを構築するなら気をつけたいポイントについて3つにまとめてご紹介しています。

1. トラブル回避をしよう

ゲームサーバーは連続稼働が原則。

サーバー自体、連続稼働を前提としていなくても作ることはできます。
にも関わらず、例えば一般的なサーバーマシンで連続稼働を続けてしまうと、サーバーにとってはいわゆる「キャパオーバー」の状態に陥ってしまいます。

これにより、製品寿命が短くなるだけでなく、なかにはマザーボードから発火する事例も確認されていますから、身に降りかかるリスクが非常に大きいです。

編集部
ですから、サーバーを作るにあたって持っておくべき注意点のひとつ目は、「こんなサーバーを作りたい」という理想からのトップダウンだけでなく、「こんなサーバーは回避する」といった思考を走らせておくことも大切です。

2. ゲームサーバーは専用のサーバーマシンやVPSに構築する

連続稼働サーバーは、その環境としての構築にも配慮が必要です。
具体的には、専用のサーバーマシン、もしくはVPSに構築するようにしましょう。

ちなみに、VPSとは仮装専用サーバーのこと
その名の通り、専用のサーバーマシンのような環境を仮想空間上に作り出すことができます。

3. セキュリティ対策をしよう

最後に気をつけたいのがセキュリティ対策

ネット上にグローバルIPを公開すると、公開したIPには続々と攻撃がきます。

もちろん、ほとんどのOSではファイヤーウォールなどの仕組みがあります。

ですが、ゲームサーバーのプログラムへは外部アクセスを許可しなければなりません。
通信の内容をチェックして適切なアクセスのみ許可する必要があります。

そこでおすすめなのが、 本格的な通信の監視と保護を行うUTMの導入。

UTMとは、複数のセキュリティ機能をひとつのハードウェアに統合することができるもの

その利便性から、法人利用が多いです。

とはいえ、コストがかかってしまう難点もあるので、注意が必要です。

個人でのサーバー構築は大変……ならばプロに相談!

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ここまで、ゲームサーバーの構築について役立つ情報をお届けしてきました。

やはり自宅でのゲームサーバーの構築は大変……。
編集部
そんなときは、ココナラでスキルを出品しているサーバーエンジニアに依頼してみるのもあり!
ココナラには、ネットワークサーバーやセキュリティ周り、もちろんゲームサーバーの構築についてもオンラインで相談に乗ってくださる方が多数いらっしゃいます。

こちらでは、なかでもおすすめな出品者の方を編集部がピックアップしてまいりました。

▼参考
サーバー設定・構築・移転の代行ってどこに依頼すべき?費用を抑えたエンジニアまとめ

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まとめ

ゲーム サーバー 構築
個人でゲームサーバーを構築する際には、セキュリティを軽視しがち。
ですが、もし攻撃を真に受けてしまうと、ゲームサーバーに設定したパソコンをはじめとして乗っ取りに会ってしまい、もはやゲームどころではなくなってしまいます。

あらゆるリスク回避を十分に行った上で、適切なゲームサーバーの構築ができると良いですね。
その際にはぜひ、ココナラでプロの力を借りてみてはいかがですか?

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