この記事では、 バレー初心者向けに、各ポジションの役割・サーブ・レシーブ・トス・スパイクのコツを網羅的にまとめました。今年から部活でバレーを始める人、球技大会で活躍したい人、大人になってママさんバレーを始める人、全ての初心者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
初心者がまず意識するべき3つのこと
ここではまず、最初に意識するべき基本的なポイントを解説します。
抑えておくべき基礎ルールを把握する
当たり前のことなので、ルールぐらい分かってるよ!という方は次の項目に進んでください。
6人制のバレーボールの場合、5セットマッチで25点を先取したチームがそのセットを取ります。
下記に初心者が起こしがちなミスをまとめました。
1点1点が大事なスポーツであり、たった1度の反則が勝敗を分けることもあるので気をつけましょう。
- 同じ人が2回以上連続でボールに触れてはいけない
- ネットに触れてはいけない
- 3回以内にボールを返さないといけない
- キャッチしてしまうなど、ボールの動きを止めてはいけない
- 中央のライン(センターライン)を超えてはいけない
詳しくはこちらを確認してください
バレーのルール紹介
ローテーションを理解する
バレーボールをプレーするにあたり、難しくも覚えておく必要があるのがローテーション。
ローテーションとは、自チームが得点を採るたびに、コート内の6人が時計回りに位置を移動させる仕組みです。
その際に覚えておくべきポイントは、次の3つ。
- 大きく分けて、前を守る「前衛」と後ろを守る「後衛」に分かれる
(後衛はアタックラインを超えてスパイクを打ってはいけない) - 同じポジションのプレーヤー同士は「対角」に位置し、常に前衛・後衛の関係になる
(1ポジションのプレーヤーが常に前にいる状態にするため) - 後衛の右端になったプレーヤーがサーブを打つ
ボールを誰が受けるのか声を出して確認する
バレーに限らず、チームスポーツでは声を出すことがとても大切です。
お互いにコミュニケーションをとることで、自分の考えを相手に伝えることができ円滑にプレーする事ができます。
もし、バレーボールで声を出さないと下記のような問題が起きやすくなります。
- 「お見合い」をしてしまう
- 選手同士がぶつかってしまう
- 相手からのボールのイン・アウトが分からない
特に声を出さないことで一番良く起きるのが「お見合い」です。
お見合いとは、ボールを誰が受けるのか譲り合いになって、結局選手の間にボールが落ちてしまうこと。
自分がボールを受けたい時は「オッケー!」「まかせて!」等の声を出しましょう。
各ポジションの役割と必要なスキル
「自分はどのポジションが向いているのか」
バレーボール初心者が、初めてプレーしようとするとき、まず最初に出会う重要な選択肢がポジションの選択です。
以下に各ポジションの特徴と求められるスキルを説明するので、ポジション選びの参考にしてください。
セッター
トスを上げて試合をコントロールする、司令塔のような役割のポジションです。
スパイカーが気持ちよくボールを打つために、正確で安定したボールタッチが必要になります。
バレーボールの基礎となる、オーバーハンドパスが重要な鍵に。
また、攻撃の決定打となることが少ないセッターですが、サーブは自ら点を採るチャンス。
トスだけでなく、サーブの練習に尽力するのがおすすめです◎
センタープレーヤー
ブロックの要のポジションです。
ブロックの到達点を高め、到達時間を読みやすくするためにも身長の高さが求められます。
また、攻撃の際はクイックを主に打つので、俊敏さも求められるポジションです。
素早いトスで攻撃を組むクイック攻撃は、セッターとの連携力が何より大切。
セッターを始め、メンバーとのコミュニケーションを円滑に行うようにしましょう◎
ウィングスパイカー
コート際のアタックやバックアタックを通じ、主に得点を取るポジションです。
身長・ジャンプ力・肩の強さ(腕力)がマルチに必要になります。
また、チームのエース的なポジションなので、メンタルの強さも求められます。
レシーブが乱れた際やセッターが一本目を上げた場合、クイック攻撃は難しいと判断されることが多いため、難局にこそウィングスパイカーにトスが回ってくるのです。
体力面だけでなく精神面も鍛えることを心掛けましょう◎
リベロ
レシーブの専門職人のようなポジションです。
後衛のみを守り、サーブやブロック、ネットより高い位置でのアタックやヒットを打つことは禁止されています。
守備の要としてレシーブし、2本目を正確にセッターに返すことが求められるのです。
自ら得点することはありませんが、縁の下の力持ちとして勝敗に大きく影響する重要なポジション。
ボールを拾うことに関しては誰にも負けない、という気持ちで根気強くチームを支える意思のある人にオススメです◎
効果的な「サーブ」のコツ
バレーボールの各ポイントは必ずサーブから始まります。
そのため、安定したサーブを打つこと、威力のあるサーブを打つことが大切です。
一番マスターしやすい「アンダーサーブ」
アンダーサーブは安定して相手のコートに入れることができるため、バレーを初めたばかりの初心者におすすめのサーブです。
アンダーサーブを打つときのコツは、腕を振りボールをすくい上げるように打つこと。
ボールを打つときの手の形は「グー」にするようにしましょう。
親指を痛めないために、手のひらの外に出しておくのがポイント。
利用率No1「フローターサーブ」
バレーの試合でよく目にすることが多い、フローターサーブ。
ボールの軌道に変化を出しやすい打ち方のため、前後や左右に揺さぶりをかけ、相手のレシーブを崩したりしやすいのが特徴的です。
しかし、初心者にとっては、最初につまずく壁でもあります。
そこでフローターサーブの打ち方の手順をご紹介します。
- 打つコースを決める
- 右足を前に出して、左手にボールを持つ
- 左足を大きく前に出しながら、真上にトスを上げる
- ボールから目を離さずに、右肘を引いて腰を回転させる
- 右肘を前方に突き出し、ボールの中心を捉えてサーブを打つ
- 事前に決めたコースに手のひらを向けて振り抜きます
安定した「レシーブ」のための5つのコツ
相手からの強力なレシーブ、スパイクを防ぐためにレシーブのスキルは必要不可欠です。
ここでは、レシーブの5個のコツをご紹介します。
【コツ①】手の形は軽く包み込むように
レシーブの手の形は、左右の指を重ねて軽く包み込むように握るのが基本。
基本的には利き手を上にした形がおすすめです。
【コツ②】膝は軽く曲げ、足は肩幅より広めに
膝を軽く曲げて、足は肩幅より少し広めに開きましょう。
このとき、利き手と同じ方の足を少しだけ前に出すと、どの方向にも動きやすくなります。
【コツ③】まず足を動かす
最初に足を動かして、向かってくるボールの正面に自分の体を移動させましょう。
腕だけを動かしてボールをコントロールするのは非常に難しいので、基本的には足から動かしましょう。
【コツ④】肘はまっすぐに
レシーブの瞬間は、肘をまっすぐに伸ばします。
サーブやスパイクを受けるとき、ボール自体にスピードが付いているので、腕を振らずボールの勢いを吸収するようにレシーブしましょう。
【コツ⑤】上げる位置を意識する
バレーはチームスポーツなので、セッターのいる位置にレシーブを上げましょう。
常にコート全体を見回し、次のプレイヤーの動きも考慮してプレイしましょう。
「スパイク」を失敗しないための3つのコツ
【コツ①】ミートが出来ずにボールに力が伝わらない
スパイクを打つ際は、 手のひらの付け根でボールの中心を捉えるように打ちましょう。
ここが最もボールに力が入り、コントロールしやすい部分です。
また、ボールに手首を巻き込むように、スナップを使って打つことで、ボールに前回転がかかり強力なスパイクになります。
【コツ②】ボールを打った後、ネットに触らないようにするために
スパイクした後ネットに触れてしまう理由は、大きく分けて2つあります。
セッターがボールをネットの近くにトスしているか、スパイクを打つ人が垂直方向ではなく、前方にジャンプしているかです。
これを直すためには、動画で自分のプレイを確認し、原因がどちらにあるのか突き止めましょう。
前方にジャンプしているのが原因の時は、最後の踏み込みの足の幅を狭めることで、ほぼ垂直に飛べるようになります。
【コツ③】スパイクを打つときに肘が下がっている
スパイクを打つときに肘が下がってしまう現象は、バレーを初めて間もない方がよくやりがちなミスです。
肘が下がってしまうと、全身の力がボールに伝わらず威力のないボールになってしまいます。
これを防ぐためには、右利きの場合、打つ前に右脇を横の人に見せるようにバックスイングして、右半身を戻すようにしてスパイクすること。
すると肘が曲がらずに、威力のあるスパイクが打てるようになります。
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まとめ
バレーボール最大の特徴は、ボールを地面に落とさず空中で打ち返し続ける(=volley)スポーツであるということです。
そのため、チーム一丸となって仲間を思いやりながらプレーすることが非常に大切です。
ぜひ、この記事を参考に諦めず一歩一歩ステップアップしていきましょう!
そのため、ローテーションの基礎を覚え、自分のコート内での位置を常に意識することが重要になるのです。