最近は何かと自宅で過ごす時間が多いですよね……。長いその期間、退屈さを感じる方も多いかと。そんなときは過ごし方をちょっとアレンジして、“ちょっと豊かな日常”を手に入れませんか?本記事では、ぜひ皆様のご自宅で試してもらいたい!コーヒーのおすすめの淹れ方を伝授します。
目次
どうして淹れ方にこだわる?
最近のインスタントコーヒーやコーヒーマシンで飲むコーヒーは、どれも十分に美味しいですよね。
コーヒー好きにとって、手軽に・簡単にコーヒーを楽しめる最高のアイテムと言っていいでしょう。
その上で、なぜ手間と時間をかけて自宅でコーヒーを淹れるのでしょう?
日常の楽しみの一つとして
目覚めの一杯やおやつの時間、休日のコーヒーブレイクなど、さまざまな場面で活躍する“コーヒー”という存在。
脇役としての機会が多いですが、時に主役として楽しむのはいかがでしょう?
コーヒーを淹れている時間はわずかなものかも知れませんが、思いを込めたコーヒーを飲んでいる時間は、ちょっと豊かなものであるはず。
本記事では、コーヒーを日常の楽しみの一つにするための情報を詰め込んでご紹介します。
趣味として
コーヒーを趣味として楽しむ人はとても多く、筆者もその一人です。
コーヒーと一口に言っても、淹れ方と豆の種類を掛け合わせると、無限の味を表現できます。
そして、道具さえ揃えれば自宅でも簡単に楽しめるのがコーヒー。
気軽に始めることができる趣味でもあります。
まだ趣味の領域ではないかな、という方はぜひ本記事をきっかけに趣味の一つにして頂けたらと思います。
5つの具体的な淹れ方
コーヒーの淹れ方には、本当にたくさんの種類があります。
コーヒーが美味しくなる最も最適な答え、というのはありません。
自分が目指す楽しみ方のために、まずは気になる一つを試してみましょう。
ここでは代表的な5つ(+番外編1つ)の淹れ方をご紹介します。
サイフォン
上部の筒状の場所に挽いたコーヒー豆を入れて、下部のフラスコにお湯を入れて、下部をアルコールランプなどで温めて抽出をする方法です。
フラスコの中に、気圧の変化や真空状態を作りながらコーヒーを抽出します。
とても本格的な淹れ方ですが、一度やり方を習得すれば、安定して美味しいコーヒーを抽出することができます。
また手間はかかりますが、筆者は1ヶ月に1度くらいの頻度で、この淹れ方でコーヒーを抽出して家族に振る舞っています。
コーヒープレス
コーヒープレスは、他の淹れ方とは大きく違う点があります。
それはコーヒーに“コーヒーオイル”が含まれるということ。
挽く前のコーヒー豆は表面に油分(コーヒーオイル)が付着していますが、ペーパードリップなどで抽出するとコーヒーオイルがろ過されてしまうのです。
コーヒーオイルにはコーヒーの旨味が含まれており、この淹れ方だとコーヒー豆を直接お湯に漬けるので、コーヒーオイルを含んだコーヒー本来の味を楽しむことができます。
ちなみに片付けも簡単で、朝の時間がない時の一杯におすすめ!
・時間がない時でも本格的に楽しみたい
・片付けを楽に済ませたい
ペーパードリップ
コーヒーの淹れ方の中では、最も難しいと言われているのがこのペーパードリップ。
初めて本格的なコーヒーを淹れる方でも、抽出器具さえ用意すればこの方法で淹れることはできますが、淹れる人によって味が変わるのです。
味の違いは素人目では判別しにくいですが、分かる人には分かります。
とは言っても、上手にできなくても不味くなる訳ではないので、まずは挑戦してみましょう!
・休みの日にゆったりと楽しみたい
ケメックス
一見するとペーパードリップですが、実はペーパードリップと比較してペーパーが分厚く、コーヒーオイルがとても少なく仕上がるのでさっぱりとした味わいが特徴です。
また、ペーパードリップではドリッパーというものにペーパーをセットするのに対して、これはペーパーから直接コーヒーが落ちていきます。
これにより味にムラができないという特徴もあります。
大手のコーヒーストアでもあまり用いられない淹れ方なので、珍しい飲み方に挑戦したい方はぜひお試し下さい。
・美味しいアイスコーヒーを飲みたい
(筆者はケメックスで淹れたコーヒーが大好きです)
ネルドリップ
“最も美味しい抽出法”とも言われるネルドリップ、これは紙ではなく布を使ってコーヒーを抽出する方法です。
紙と比べてコーヒーオイルのろ過率が低いので、程よくコーヒーオイルが含まれたコーヒーに仕上がります。
ケメックス以上に珍しい淹れ方であるので、“通なコーヒーマニア”を目指したい方は、ぜひ挑戦してみて下さい。
・“最も美味しい抽出法”が気になる
番外編:マキネッタ
これはエスプレッソを淹れるための抽出法です。
本格的なエスプレッソを淹れるには、本来コーヒーストアにおいてあるようなエスプレッソマシンを用意する必要があります。(家庭用で数万円ほどかかります)
マキネッタはイタリアの家庭で古くから用いられている伝統的な抽出ツール。
数千円〜で手に入れることができ、コンロなどで抽出が可能、さらにサイズも小さいのも嬉しいポイントです。
あなたのコーヒーライフを支えるアドバイザー
コーヒーの淹れ方をいくつかご紹介してきましたが、それぞれにコツやアレンジ方法があります。
また、実際に淹れるためには、具体的な淹れ方もしっかり把握しておく必要があるでしょう。
ここではそれぞれの淹れ方を深く解説してくれるアドバイザーをご紹介します!
1週間コースコーヒーインストラクター1級が答えます コーヒーの淹れ方で悩んでる方に、解決方法をお伝えします!
日常をリッチに!美味しいコーヒーの淹れ方を教えます 雑学もお教えします!元スタバ店員がコーヒーライフをサポート
元カフェ店長が美味しいコーヒーのための助言をします コーヒー好きの方におすすめです!
そのほかに用意するものは?
最後に、コーヒー豆や抽出マシーンの他に、美味しいコーヒーを飲む上で用意しておきたいアイテムをご紹介していきます。
さらにハイレベルなコーヒーライフを楽しみたい!という方はぜひご覧下さい。
ミル:豆を挽く
粒の状態のコーヒー豆を粉々にするときに必要な器具です。
用意しておいて欲しい理由は、2つあります。
コーヒー豆は非常に繊細な“植物”であり、挽いた状態で保管しておくとすぐに酸化してしまい、風味が劣化します。
コーヒーストアで豆を買えば無料で挽いてくれますが、常に美味しいコーヒーを飲みたいなら必須アイテムになるでしょう。
②淹れ方によって挽き具合が違う
先ほど6つの淹れ方をご紹介しましたが、どれも適切な挽き具合が違います。
淹れ方に適した挽き具合でないと、せっかく美味しいコーヒー豆を使って手間をかけて淹れたのに、ちょっと残念な味になってしまう場合も……。
いろんな淹れ方を楽しみたい方は、ぜひご用意下さい。
(挽き具合:粉々になったコーヒー豆の粒度のこと)
挽き具合だけじゃなくて豆選びも大切!
細口ポット:お湯を注ぐ
細口である、これは非常に重要です。
よく麦茶を沸かすポットなどで注ぐ人を見かけますが、おすすめしません!
例えばペーパードリップでは、細口でゆっくり時間をかけて抽出することが重要で(おおよそ2〜3分)、お湯の細さは5mmくらいが理想です。
また、コーヒーに味が混ざるのを防ぐために、「お湯しか入れないポット」を用意する必要があります。
美味しいコーヒーを入れるための細口ポット、ぜひご用意下さい。
まとめ
非常に奥が深いコーヒーの世界、趣味にしたら面白そうだと思いませんか?
コーヒーは老若男女から愛される飲み物。
しかし、普段は何気ないシーンで何気なく飲まれることが多い存在でもあります。
そこで、あなたがいつもと違う特別なコーヒーを家族や知り合いに振る舞って、そしてコーヒーへの愛を語ることができたとき、みんなは新しい発見にきっと喜ぶでしょう。
一人でも多くの人がコーヒーを趣味にしてくれたら、筆者としては嬉しい限りです。
・自宅で喫茶店気分を楽しみたい