ホームセンターや100均などで材料を揃えれば、すぐに日曜大工を始められます。しかし、日曜大工というとなんだかハードルが高いイメージ……。そこで、初心者でも簡単に作れるアイテムから挑戦してみましょう!今回は日曜大工の初心者が揃えておきたい道具と、初めての工作におすすめのアイテムをご紹介します。
目次
日曜大工とはどんなもの?
「日曜大工」とは、自分で家具や小物などを手作りすることを言います。
もともと大工ではない人が休日(主に土日)に木工作業をする様が、まるで大工さんのようだったことから「“日曜”大工」と呼ばれるようになったんです。
DIYやハンドメイドとの違い
近年は「日曜大工」よりも「DIY」と言われることが増えています。
「DIY」は「Do It Yourself」の頭文字を取ったものです。
ただし、日曜大工は木材や釘などを使う木工作業がベースになるのに対し、DIYは雑貨や衣類など木工作業以外の広い範囲の手作り作業をすることを意味します。
リメイクシートを貼るだけの簡単な作業もDIYです。
そして「ハンドメイド」とは「人の手によって作られたもの・人の手で作ること」という意味。
日曜大工やDIYとよく似ていますが、機械やキットに頼らず、人の手で作ったアクセサリーや雑貨小物類を指すことが多いです。
日曜大工のメリット
日曜大工の最大のメリットは、既製品とは違う世界に1つだけのアイテムが作れることです。
たとえ同じ設計図を元に同じ材料で作ったとしても、作品にはその人の個性が表れるもの。
手作り品だからこその愛着も湧きますよね。
また既製品よりもかなり安く欲しいアイテムが手に入るため、節約にもなります。
作る時間はかかるものの、家族や友達と一緒に取り組むことで、その時間もかけがえのない思い出になるでしょう。
日曜大工の初心者が揃えておきたい道具
日曜大工に道具は欠かせませんが、初心者は何から揃えたらいいのかわかりませんよね。
中にはプロ向けの道具もあるため、いきなり失敗しないためには道具選びが重要です。
ここでは、日曜大工の初心者がまず揃えておきたい道具をご紹介します。
メジャー・距離計
日曜大工には絶対に欠かせないのがメジャー。
木材の長さを測ったり、内寸・外寸を測ったりと、とにかくよく使う道具です。
アナログなメジャーでも十分ですが、非接触で二点間の距離を測れる距離計も持っていると便利。
部屋の長さを測れば、作った家具の配置も決めやすいですね。
ペンチ
ペンチは針金を切るためだけの道具ではありません!
針金を曲げる、ねじる、釘を挟んで引っ張る、圧をかけるなど、さまざまな使い方ができます。
ステンレス製やセラミック製のものは錆びにくく、お手入れも簡単です。
のこぎり
木材を切るためののこぎりには、両刃のこぎりからジグゾー、丸ノコまで種類が豊富です。
丸ノコはスピーディーかつ綺麗に切断できるものの、慣れていない人にとっては怖い道具でもあります。
日曜大工初心者が使うなら、両刃のこぎりかジグソーがおすすめ!
ジグソーは電動のこぎりの一種ですが、安定性があり素人でも扱いやすいです。
ヤスリ
木材の断面や表面をなめらかにしたり、角を丸く仕上げたりするために欠かせないのがヤスリです。
ヤスリがけをすることで見栄えが良くなるだけでなく、塗料やニスの乗り方も綺麗になります。
ヤスリがけのときは、目が粗いものから細かいものと順番にかけると、より綺麗に仕上がりますよ。
かなづち
日曜大工では釘を使うことが多いですから、釘を打ち込むためのかなづちは必ず持っておきたい道具です。
木材を傷付けたくない人や力加減で失敗してしまいそうな人は、金属製ではなく木製のかなづちやゴムハンマーを選びましょう。
電動ドライバー・電動ドリル
電動ドライバーはネジを締める道具、電動ドリルは穴を開ける道具です。
どちらも電動のため、手で回すよりもグッと作業がラクになります。
ただしケガをしないように、使うときには注意しましょう。
先がドライバー・ドリルの両方に対応しているものがあると、必要に応じて付け替えるだけなので便利ですね。
グルーガン・接着剤
グルーガンはスティック状の樹脂を熱で溶かして噴出し、接着するための道具です。
接着剤は接着の範囲をコントロールしやすい、グルーガンはベタベタしにくいというメリットがあるため、必要に応じて使い分けましょう。
ちょっとした小物や装飾品の接着であれば、釘よりもグルーガンや接着剤の方が使いやすいでしょう。
ペンキ・刷毛
作ったものにオリジナリティを出したり、他のインテリアと合わせたりするには、色を塗るのがおすすめ!
そこで、好きな色のペンキ(塗料)と刷毛も用意しておくといいですね。
塗料は水性塗料と油性塗料の2種類があります。
日曜大工の初心者でも簡単に作れるアイテム
いきなり難易度の高いアイテムを作るのはおすすめしません!
まずは初心者でも作りやすいアイテムから挑戦してみましょう。
日曜大工の初心者におすすめなのは、木材をシンプルに組み合わせるだけの棚やBOX系です。
ここでは日曜大工に初めて挑戦する人でも簡単に作れるアイテムをご紹介します。
収納BOX
同じ高さ・幅・奥行きの板を4つと釘を用意して、シンプルな収納BOXを作るのはいかがでしょうか?
収納BOXを作るときのサイズは、入れたいものか置く場所を基準にしましょう。
入れたいものを基準にする場合、内寸は2〜3cmほど広めに取ってくださいね。
同じ収納BOXを重ねることで家具や収納棚、インテリアとしても使えますよ。
はしご型ラック
木製のはしご型ラックは、ナチュラル系インテリアが好きな人におすすめ!
はしごのステップ部分に棚板を挟むだけなので、きちんと縦・横の長さを揃えれば設計図も不要です。
見せる収納として使えるのはもちろん、飾り棚として活用するのもいいですね。
壁掛け棚
木の板を壁に設置することで、簡単に壁掛け棚が出来上がります。
必要な材料は木の板と棚受け、ネジのみ!
棚受けには木製からアイアン製まであるため、木目や部屋の雰囲気と合わせるのもいいですね。
棚の上に雑貨類を並べて、寂しい壁をおしゃれに見せましょう!
すのこ棚
すのこを縦に2枚と棚板を横に2〜3枚組み合わせれば、すのこ棚の完成です!
すのこにすることで涼しげな棚になるため、リビングやキッチンに置いても威圧感がありません。
100均にはさまざまな大きさのすのこが売られているので、ちょうど良いものを見つけてくださいね。
ファブリックパネル
ファブリックパネルとは、木の板に布生地を貼り付けたインテリアボードのことです。
貼り付ける場合には接着剤よりも、裏側をハンディタッカー(木工用のホッチキス)で留める方が綺麗に仕上がりますよ。
壁掛けにするためには、裏側に紐を通すフックを取り付けましょう。
見せるのは表側ですので、裏側が雑になっても気にしなくてOKです!
日曜大工で困ったらココナラで相談してみよう
日曜大工では初心者でも簡単に作れるアイテムがあるものの、図面をきちんと書かなければ綺麗なアイテムは作れません。
失敗しないためには、適切な木材選びや作業手順も重要になってきます。
上記のように、初心者だけではできないこと・わからないことはプロを頼ってみましょう!
ココナラではプロの大工や建築士も出品しており、日曜大工やDIYの相談に乗ってくれますよ。
困ったときに相談したり、図面設計をお願いしたりできるココナラ出品者をご紹介します。
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日曜大工でものづくりの楽しさを味わおう!
一見ハードルが高そうな日曜大工ですが、簡単な棚やBOXなどは初心者でも挑戦しやすいですよね。
自分で作ったものは、たとえ不恰好でも既製品とは違った魅力があるもの。
日曜大工は作る過程やそれに費やした時間も含めて、ものづくりの楽しさを味わえるのです。
まずは道具を揃えて、日曜大工を始めてみましょう!