学生生活の集大成である卒業論文。他人と同じテーマでは、なんとなく面白くないと思っている人もいるでしょう。とはいえ、卒業論文において面白いテーマとは何か?と考えると難しいところです。今回は、そんな卒業論文で思わず面白いと言われるようなテーマの決め方を解説します。
目次
一般的な卒業論文のテーマの決め方
そもそも卒業論文のテーマは、みんなどうやって決めているのでしょうか?
実は、テーマを見つけるにあたって、それほど難しいことをしているわけではありません。
大きく2つのやり方があるため、順を追って解説します。
自分の興味関心・趣味から選ぶ
もっともオーソドックスなテーマの決め方は、自分の興味・関心から選ぶことです。あるいは、趣味からテーマを決めてもいいでしょう。
とにかく自分の関心が高いものから卒業論文のテーマをチョイスする方法です。
例えば車やバイクが好きな人は、その歴史と絡めて論文を書いてもいいでしょう。あるいは日本経済への影響、交通安全教育の問題点といった形で細分化できます。
自分の専門に関わる事と何がマッチしそうか、この観点からテーマを決めても面白いかもしれません。
思いつくことを書き出してから決める
テーマとして扱ってみたいことを、とにかく書き出してみるというのも方法のひとつです。
自分の学部学科に関係がなくても、まずは一旦それを無視して書き出してみてください。思いつく限り、どんなことでも構いません。
書き出した後はその中からテーマを選ぶだけ。
関連性のあるものから、別のテーマを設定してもいいでしょう。ブレインストーミングの要領で、まずは頭の中で考えていることを外に出してみるというのも有効です。
テーマ自体が面白い必要はない
大きくは上記の2通りの方法でテーマを決めます。しかし「何の面白みもない」と思って、テーマを決めかねてしまう人も少なくないようです。
ひとつ注意しておきたいのがテーマ自体が面白い必要がないことです。壮大なものである必要なければ、今までにないものを作ろうとしなくても構いません。
難しく考えすぎず自分の興味関心や思いついたものでテーマを決めていいでしょう。
【文理別】卒業論文の面白いテーマの例
ここからは文理別で卒業論文の面白いテーマの例を3つずつ紹介します。
卒業論文のテーマを参考にしてもらうよりも、テーマの選び方を参考にしてください。
どんなところに焦点を当てているのか、テーマを決めかねている方の助けになれば幸いです。
文系の卒業論文の面白いテーマの例
文系の卒業論文では、主に以下のようなものがあります。
- ヒット商品がなぜ誕生したのかの共通点
- 時代ごとの美意識の変化
- 告白の成功・失敗の要因を考える
着眼点としては、いずれも身近にあるものばかり。
そこから発展して、それぞれの興味関心と結びつけた結果が上記のような卒業論文のテーマになります。
卒業論文の面白いテーマの「面白い」とは、誰もが一度は疑問に思っていそうなことを取り上げるという意味でもあるでしょう。
理系の卒業論文の面白いテーマの例
理系の場合、面白い卒業論文のテーマと言われると少し難しそうに感じます。
文系と違って研究を必要とする学科もあり、応用が利きにくい場合もあるためです。
では、以下のようなテーマはどうでしょうか?
- AI の意思決定は人間とどれぐらい似通っているのか
- 分子模型をお手軽に用意する方法
- 教育アプリに効果はあるのか
いずれも実験と面白いテーマというのが結びついています。テーマによっては、理系の卒業論文でも十分面白いと思わせるものが設定できます。
少し頭を使う必要があるかもしれませんが、理系だからと諦めずに考えてみるのも良いでしょう。
大事なのは「共感」と「意外」
面白い卒業論文のテーマとは、多くの人の共感を得られるか、意外性があるかにかかっています。意外にこのバランスは難しく、共感はできるけど意外性はないというテーマやその逆もよく見かけます。
しかし、人が面白いと感じる事柄は共感ができる、かつ意外性もあるものなのです。非常に難しいように感じますが、あまり深く考えなくても構いません。
身近なテーマに対して、一見無関係そうな物をくっつけることでおもしろいテーマが生まれやすくなるでしょう。
そのために興味関心や趣味を見つめ直したり、ただただ書き出してみるという作業が重要になるのです。
テーマがどうしても決まらない時はどうする?
とはいえ卒業論文のテーマがどうしても決まらない人もいるでしょう。
そんな時に有効な考え方や方法を、3つ紹介します。
もしも卒業論文のテーマ決定に悩んでいたら、ぜひ参考にしてください。
卒業論文=新発見をまとめる必要ない
卒業論文のテーマが決まらない大きな理由に、何か新しい発見をしなくてはならないという固定観念を持っている場合があります。
一般的に論文と言えば何か新発見をした場合に発表されるものというイメージがあるでしょう。
もし卒業論文がすべて新発見のものばかりで埋め尽くされていたら、毎年数万人単位の学者や表彰者が生まれることになります。
卒業論文ではまったく新規の説を唱える必要はありません。
あくまでも大学生活の中で「もっと詳しく知りたい」と思ったことを、掘り下げて調査していた集大成が卒業論文です。
もちろん未開拓のジャンルに挑戦してもいいですが、ちゃんと卒業までに終わるようにしましょうね。
難しく考えすぎない、壮大なテーマである必要はない
もうひとつは卒業論文のテーマが、社会的に大きな意味を持たないといけないと考えている場合です。新規の論文に近いところがありますが、社会的に役に立とうと思ったりする必要はありません。
それができればもちろん素晴らしいことなのですが、大学の卒業論文でそのレベルまでは求められていません。
卒業論文では、本人が決めたテーマに対して、きちんとした調査や実験・その結果が示されているかが重要視されます。
難しく考えすぎず、卒業論文の定義を勝手に拡大解釈し過ぎず、自分の興味のあるものを掘り下げていけば良いでしょう。
もちろんコピーはいけませんよ。
どうしても決まらない場合はココナラで相談を
卒業論文のテーマがどうしても決まらない、自分一人では決めきれないという場合は、ぜひココナラに相談してください。
ココナラには卒業論文のテーマを決めるのに役立つアドバイザーがいます。
また卒業論文の書き方指導をしてくれる出品者もおり、総合的にバックアップしてくれること間違いなしです。
今考えている卒業論文のテーマが膨らませられない、あるいはいいアイデアが思いつかない場合は、相談してみることをおすすめします。
テーマが決まっている人でも、まとめ方が分からないといった悩みを相談してもいいかもしれません。
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卒業論文は学生生活の集大成です。面白いテーマにこだわるのもいいですが、自分がもっと掘り下げて知りたいことを探求してみるというのもありでしょう。
周囲からすれば「それ何の役に立つの?」と思われてもいいでしょう。
自分の興味関心のあることから、ぜひ深掘りをしてみてください。
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