全世界で約30億ユーザーを誇るFacebook。Facebookを介した広告も莫大な数に上ります。いざ、Facebookで広告運用を始めようと思っても、どんな広告でコンバージョンが獲得できるかわからない。そんな運用初心者の方のために、この記事では、Facebookの広告運用のポイントをご紹介いたします。
- Facebookの広告運用の特徴
- Facebookの広告運用を始める前に必要なこと
- 実際の運用方法
- Facebook広告で成果を上げるコツ
目次
Facebook広告の特徴って?
ソーシャルネットワーキングサービスの中でも、一番のユーザー数を誇るFacebook。
ユーザー数の充実している媒体で広告を配信することは、コンバージョン獲得に繋がりやすい施策です。
ここでは他のSNSとは違う、Facebook広告の特徴をご紹介いたします。
Facebookで出せる広告掲載媒体は4つ
Facebook広告では、Facebook以外の媒体にも広告を配信をすることができます。
Facebook、Instagramの他に、MessengerとAudienceNetworkの計4つの掲載先があります。
それぞれの特性を理解した、広告訴求が求められます。
効果的なターゲティングが可能
Facebookは、唯一の実名制SNSで、性別や居住地などの細かいデータベースが存在するのが特徴です。
そのためターゲット層を、細かく戦略的に狙いに行く広告を打つことができます。
また、いいねなどのアクティビティによっても情報が集まるので、より綿密な広告運用ができるのも魅力◎
潜在的顧客の獲得も可能
Facebookが誇るデータベースを元に、悩みが顕在化していない顧客にもアプローチができます。
潜在的な顧客は、顕在的な顧客よりも実数が多いので、きちんと潜在顧客を獲得することがコンバージョンに繋がります。
より広く顧客を取りこぼさないための施策を、前もって打つことが可能ということ。
課金方法は2種類
Facebook広告を利用する際の広告課金法は、CPC(クリック単価)とCPM(インプレッション単価)の2種類。
CPCは、cost per clickの略で、クリックされたら課金されるシステムのこと。CPMはcost per milleの略で、インプレッション(画面表示)されたら課金されるシステムのこと。広告が1000回表示されていくら、と換算されます。
Facebook広告を始める前に必要なこと
Facebook広告を利用する前に、用意しなければいけないことを済ませておきましょう。
設定するだけでも、初心者には難しく感じてしまうのもFacebook広告の特徴。
ここでは、広告運用を始める前に設定しなければいけないものをご紹介いたします。
①ビジネスマネージャーを取得する
ビジネスマネージャーとは、様々な機能を一か所で管理できるツールのこと。
個人単位だけでなく、会社単位、チーム単位でも作成することが可能です・
複数の広告アカウントを、一回のログインで確認することができます
- Facebookの個人アカウントにログインした状態で、https://business.facebook.com/上の「アカウントを作成」を選択する
- 「ビジネスおよびアカウントの名前」を設定
- 「あなたの名前」を設定
- 「仕事用メールアドレス」を設定。入力できたら「次へ」を選択
- [ビジネスの詳細]を設定し、「送信」を選択し完了
②Facebookページを作成する
Facebookページとは、個人アカウントとは別に開設できるページのこと。
複数人の人で管理することができます。
このページで、企業情報や商品情報を紹介することが可能になります。
- ビジネスマネージャー上の「ビジネス設定」を選択
- 「Facebookページを追加」を選択
- 「Facebookページを作成」を選択
- 商品のカテゴリを選択する
- 「Facebookページ名」を設定し、完了
③広告アカウントを作成する
最後に、広告を配信するための個別のアカウントを作成します。
ビジネスマネージャーを作ることで、広告アカウントを全て管理できるようになります。
- 「ビジネス設定」から「広告アカウント」を選択
- 「新しい広告アカウントを作成」を選択
- 「広告アカウント名」を選択し、完了
実際の広告運用法って?
全て設定し終わったところで、いざ広告配信を始めてみましょう。
ここでは初心者にもわかりやすいように、簡単に解説いたします。
①キャンペーンを設定する
最初に設定しなければならないのが、キャンペーン設定。
広告を出す目的を明確にする必要があります。
キャンペーンは、以下の3つから選択します。
-
認知
- 検討
- コンバージョン
商品が売れたことに重きを置くなら、最も一般的な「コンバージョン」を、
サービスの認知度を上げることが目的なら、「認知」を、
HPなどのURLの訪問数を増やすことが目的なら「検討」を選択しましょう。
②広告セットを設定する
広告セットでは、どのような人にどれくらいの予算を使うのか、などを設定します。
下記の4つの設定を決めていきます。
- トラフィック
- オーディエンス
- 配置
- 予算と期間
- トラフィックを設定(ウェブサイトの設定が一般的)
- オーディエンスの設定から、「カスタムオーディエンスを設定」で、詳細のターゲットを決める
- 配置は「自動配置」を選択
- 広告を配信する予算と期間を設定する
③クリエイティブを入稿する
広告のクリエイティブ部分を作成して、広告アカウントの画面で設定しましょう。
クリエイティブは、結果次第ですぐ停止する可能性もあるので、たくさん作成しておくことをおすすめします。
コンバージョンに繋がるクリエイティブかどうかを、十分に分析しましょう。
Facebook広告運用をする上で成果を上げるコツ
どうせ広告を配信するなら、しっかり成果も追っていかなければいけません。
でもどうすれば、広告配信を結果に繋げることができるのか。
そんな方のために、成果を上げるおすすめの方法をご紹介いたします。
ABテストを行う
ABテストとは、webマーケティングで用いられる手法のひとつ。
広告配信用のクリエイティブ画像をAパターンとBパターン用意し、どちらがより成果が高いかを実験します。
ABテストは、ひとつだけ条件を変えて、その他の条件を統一させる必要があります。
変えた条件のうち、AとBのどちらがよりパフォーマンスが高いか、の検証を繰り返し行うのです。
ABテストの目的は、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン)を向上させること。
クリエイティブ画像を変えるパターン、画像は同一で文言だけ変えるパターン、LP(ランディングページ)の内容を変えるパターンなどが考えられます。
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初心者でFacebook広告を運用するというのは、実はとてもハードルの高いこと。
しかし困難を乗り越えて、継続的なコンバージョン獲得に繋げるスキルが身に付けば、それはあなたにとって貴重な財産です。
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