中学受験において、算数と並んで配点が高い国語。苦手意識を持ちやすい科目でもありまが、原因さえ追求できればあっさり苦手解消に繋がります。本記事では、苦手→得意にフォーカスして国語の受験対策をサポート。合格に近づくための読解問題と記述問題の対策をまるっとご紹介しています。
目次
国語対策に必要な勉強はこちら!
国語は得意な人と苦手な人が顕著に分かれる科目です。
なぜ両極端になってしまうか。
その理由は、必要な勉強が具体的に捉えられているか否かにあります。
国語はやるべき勉強がたくさんあり、複雑に捉えすぎている方が多いように思います。
得点UPには勉強内容をシンプルに考えて、少しずつ攻略することが重要。
ここでは国語対策に必要な3種類の勉強をまとめます。
語句問題
語句問題は、漢字の読み書きや慣用句、四字熟語、ことわざなどの知識が問われる問題です。
1つ1つの配点は小さいですが、問題数が多いので小計は大きなものに。
合格する人はここをしっかり得点にしているので、きちんと対策しましょう。
知識問題であるこちらの勉強のコツは、各知識を継続的に振り返ることです。
文法問題
文法問題は、品詞の分類や助動詞、副助詞などの知識を問う問題です。
こちらは受験対策の最初に勉強してしまうのがコツ。
なぜなら一度定着したらあまり忘れることがないからです。
ただし最初はしっかり勉強すること。
読解問題を解く上で大切な知識になります。
読解問題
読解問題は、特定の文章から、指定された問いに対して、文章や伝えたいことを読み解く問題です。
扱われる文章は幅広く、説明文、評論文、物語文、俳句などに分類できます。
こちらの勉強のコツは、次々に新しい文章を読むことです。
もしかしたら読んだことがある文章が、本番の試験で出題されるかもしれません。
読解問題の詳しい攻略法は、このあとの項目でも解説しています。
国語はなぜ苦手意識を持ちやすい?
国語に苦手意識を持つお子さん、多いですよね。
せっかくであれば、苦手科目から得意科目にしたいところ。
苦手を克服するには、苦手の原因を追求することが大切です。
お子さんが苦手意識を持つ理由は、大きく2つに分類できます。
長文に慣れていない
最近はスマートフォンの普及により、お子さまの読書量が減っています。
それにより長文に慣れていないお子さまが多いようです。
「文章を読むことに疲れてしまう」
「文章を読んでも内容が理解できない」
お子さまにこのようなお悩みはありませんか?
これらは長文に慣れていないがゆえに起こる悩み。
裏を返せば、長文に慣れれば解消すると言えるでしょう。
時間配分ができていない
国語という科目は、他の科目と比べて圧倒的に問題数が多いのが特徴です。
しかも問題ごとに適切な時間配分が異なります。
それゆえに、時間が足りずに最後まで問題が解けなかった、ということもあるでしょう。
対策方法は実践あるのみ。
後述の方法で、効率よく対策していきましょう。
国語を苦手→得意にするステップ
お子さまに向けた学習プランは、まず苦手のボトルネックを解消すること。
その後に、得意と感じてもらえる工夫をすることです。
ポイントは、急がずゆっくり確実に。
ここでは3つのステップを紹介していきます。
【STEP1】たくさん文章を読む
まずは文章を読むことに慣れてもらいましょう。
最初は漫画などからスタートして、徐々に小説など読みやすいものにシフトしていくと◎。
そうすることで、おのずと語彙力がつき、読解力も高まります。
わからない単語は辞書を引くように癖付けてもらうとなおいいですね。
また、語彙力は漢字の読み書きでも応用できる力です。
このステップを重点的に行っていきましょう。
【STEP2】時間をかけて問題を解いてみる
次に、実際に問題を解いていきます。
国語が苦手なお子さまは、「国語の問題は解けないもの」と認識してしまっているかもしれません。
解ける感覚を感じてもらい、少しずつ国語に慣れてもらいましょう。
受験対策中は時間をたっぷり使って大丈夫、親御様がアドバイスしてもOK。
何よりも解ける感覚を掴んでもらうことが大切です。
【STEP3】本番形式で問題を解いてみる
最終的には、しっかり時間を測って本番形式で問題を解きましょう。
志望校の過去問や難易度の高い教材を使うのがベター。
ここで特に身に付けたいのが、上手な時間配分です。
コツは最初に全ページを見て、おおよその量を知ること。
その後各問の頭に時間を書き込むといいでしょう。(問1は10分、問2は15分、、、など)
最初は親御さんが目安を教えてあげて、時間配分の感覚値を覚えてもらうことがおすすめです。
【必見】読解問題の攻略法
国語の読解問題は配点が高く設定されています。
国語で高得点を取るのであれば、読解問題の攻略は必須でしょう。
もちろん難易度が高いので、万全の対策が必要です。
ここでは攻略を紐解くポイントを3つまとめました。
感情移入して読む
あらゆる文章は、筆者(もしくは主人公)が話の中心にいます。
文章中ではその人は話の中心になるので、対象に向けて感情移入して読むことが、文章の理解につながります。
ある程度長文に慣れてくると、段々と感情移入のコツが掴めるはず。
文章をよく読む
読解問題の答えは、すべて文章中に隠されています。
得点できないのは、その答えが読み取れていないから。
問題の答えは必ず文章中にある、というのを固定概念として持てるようになると安心です。
一方で、答えを探しすぎて時間が足りなくなるのは要注意。
そこは親御さんがアドバイスしてあげるといいでしょう。
接続詞を意識して読む
文章の接続詞を意識しながら読むと、文章が構造的に見えてきます。
もう少し具体的にいうと、話の論点の位置関係が可視化できるようになります。
例えば、接続詞に印をつけながら読むと、より分かりやすくなるでしょう。
これはこの後の記述問題対策にも応用できるので、ぜひ実践してみてください。
記述問題を制して合格に近づこう!
読解問題の中でも、特に配点が高い記述問題。
これを制すれば、きっと合格に近づくでしょう。
少しでも得点できるように、次のステップに沿って勉強しましょう。
【STEP1】何度も何度も書いてみる
単純かもしれませんが、最初は量をこなすことが重要です。
何度も何度も繰り返して文章を書くことに慣れ、コツを掴んでいきましょう。
ぜひ親御さんも参加して、正しい日本語が使えているかみてあげるといいでしょう。
【STEP2】プロに添削してもらう
ある程度の実力がついてきたら、さらなるレベルアップを目指しましょう。
この段階まで来ると、記述問題に精通したプロに添削を依頼するのがベターです。
筆者がおすすめする2人のアドバイザーをご紹介しますので、ぜひご活用ください。
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本番で書けなくても……
練習と本番のパフォーマンスが変わることはしばしばです。
どんなに対策を練っていても、やはり本番の緊張感はすごいでしょう。
もし100%の回答ができそうにない、というときは、少しでもいいので何か書くということに念頭をおくといいです。
「書こうとしている」
「ある程度は答えが分かっている」
が伝わるような回答であれば、部分点がもらえることがあります。
点数は少ないかもしれませんが、ないよりは良いポイント。
試験で使える豆知識として、ご活用ください。
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今回ご紹介するのは、中学受験の国語対策に特化したアドバイザーです。
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まとめ
親子二人三脚の中学受験。
たくさんの科目の勉強をして、色々と大変なことがあるかもしれません。
ぜひ本記事を参考にして頂き、時にプロのサポートを仰ぎながら、中学受験を攻略して頂けると幸いです。