おしゃれでかっこいい会社名・屋号をつけることは、それだけで対外的な交渉が円滑に進むようにすら思えます。また、社内の士気を高め、熱意を集中させるのにも会社名は非常に効果的。この記事では、おしゃれでかっこいい会社名の共通点や、会社名の決め方として守るべきルールをご紹介します。
目次
【会社名・屋号の決め方】まずは守るべきルールを押さえよう
会社名は、一定の制限のなかで決めなければなりません。
そこでまずは、会社名に関する基本的なルールを3つご紹介します。
「制限がないほうが自由に考えられていい。」
このように思う方もいるかもしれませんが、
「制限があるからこそ、決められた幅のなかで深く考えられる。」
とも言えますよね。
早速みていきましょう。
1. 会社名には「法人の種類」を明記しなければならない
法人はいくつかの種類があります。
例えば、「株式会社」や「合同会社」といったようなものです。
基本的なルールの1つ目は、法人の種類を含む名前にする必要があるということです。
法人の種類について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
ちなみに、
- 株式会社ではないのに「株式会社」を名付ける
- 合同会社なのに「株式会社」と名乗る
のは禁止。
他にも、「支社」や「支部」のような会社の一部門を想像させるような名前も禁止さられています。
更には、「銀行」などの一部業種の名前をつけるのもいけません。
2. 同じ会社名・似た会社名は避けた方が良い
まず、同じオフィス(住所)にある会社名と被ってはいけません。
今ではシェアオフィスなどで、オフィス住所が同じ会社も多く存在します。
なるべく違った名前にするようにしましょう。
また、似たような名前も同業種であれば避けるべきです。
会社名とは、法律で守られた「商号」ですから、不正競争防止法で訴えられてしまうことも考えられます。
事前に「登記情報サービス」を利用して調べておきましょう。
3. 決められた文字・符号しか使ってはいけない
まず、使える文字は以下の5種類。
- 平仮名
- カタカナ
- 漢字
- ローマ字(アルファベットと理解すればOK)
- アラビア数字(0,1,2,……がアラビア数字です)
また、使える符号は以下の6種類となります。
- 中黒(・)
- ハイフン(-)
- ピリオド(.)
- コンマ(,)
- アポストロフィ(’)
- アンパサンド(&)
【補足】会社名が決まるまでの流れ
3つのルールと併せて、会社名が決まるまでの流れを一応押さえておきましょう。
そもそも会社名とは、商号のこと。
会社を設立する際には、必ず商号を決めて公的に認められなければなりません。
法的な観点でいう会社名のことを、「商号」と言います。
また、近い言葉で「屋号」というのもありますが、屋号とは個人事業主が自分の事業につける名前。
こちらは、商号とは違って法的な保護を受けるものではありません。
会社名は、登記するタイミングで商号を記入・提出し、審査が通ればそれで確定です。
おしゃれでかっこいい会社名・屋号の決め方のコツ5選
会社名(商号)に関する基礎知識を理解したところで、いよいよ自分たちの社名を考えてみましょう。
こちらでは、会社名の考え方・名付け方として5つのコツを提案しています。
- ビジョンを言葉にする
- ミッションを言葉にする
- バリューを言葉にする
- ドメインが取得できる名前にする
- わかりやすい名前にする
【コツ①】ビジョンを言葉にする
会社名の決め方のアイデアとして、ビジョンを言葉にするのは非常に一般的と言えるでしょう。
そもそもビジョンとは、想像する理想の未来のこと。
会社とは、理想とする未来を実現するために、チームを組んで行動する存在。
その点で、そもそも自分たちがどんな未来を描いているかをビジョンで表明します。
もちろん、実際に理想の未来になるかどうかは厳密には定かではありません。
しかし、「こんな未来になったらいいよね」と共感を募ることで、投資家からお金を集めることができて、事業が回っていくのです。
そんなビジョンを会社名に落とし込むアイデアは、自分たちの目指す未来が伝わりやすくなったようなもの。
ぜひ、会社名の決め方として参考にしてみてはいかがでしょうか。
【コツ②】ミッションを言葉にする
「ビジョンを言葉にするのは抽象的すぎる……」
という方は、ミッションを会社名として決める方法も一つのアイデアです。
ミッションとは、想像する理想の未来を実現するために為すべき使命。
理想とする未来の実現に向けて、会社としてどんなことを為すべきか。
抽象度の高いビジョンの話からグッと具体性をもった「自分たちがやること」を示すことで、社員がまとまりやすくなります。
抽象度の高いビジョン(理想の未来)の話だけをしても、「じゃあ自分は何をしたらいいのだろう」と新しく入った社員としては分かりにくい側面もあるのです。
ミッションを会社名に落とし込むと、自分たちが何をしているかはっきりと伝わるので、商談や営業でも活躍しそうですよね。
【コツ③】バリューを言葉にする
実現したい世界や、そのために自身に課した使命などではなく、また違った角度の会社名の付け方を考えたい、というのであれば、「バリューを言葉にする」というアイデアがおすすめ。
バリューとは、使命を達成するための行動として、大切にしたい軸や考え方です。
というのも、会社とはミッションを達成するための存在でありながら、同時にあらゆる人を巻き込む社会的な存在でもあります。
つまり、ミッションを達成するための社員として、正しい行動軸のようなものを決める必要があるのです。
また、ミッションを達成するために常に念頭においておいた方がいい考え方もバリューとして掲げます。
会社名の決め方として、バリューを言葉にするというやり方もあって良いかもしれませんね。
【コツ④】ドメインが取得できる名前にする
会社名の決め方として、ドメインが取得しやすい名前にするのもあり。
会社を設立するときには、今や当たり前のようにHPも作るかと思います。
そのとき、なるべく会社名と同じドメイン名にした方が、みる人にとっても混乱が少なく、またSEO(検索エンジン最適化)観点においても魅力的。
ただ、一度誰かに取得されてしまっているドメイン名は、その方が手放すまで手に入れることはできません。
ですので、あらかじめ「ドメインとして取得できる会社名」にしておくというのが決め方のポイントです。
【コツ⑤】わかりやすい名前にする
会社名の決め方として、最後にご紹介するコツが「わかりやすさ」です。
これは、会社名を付けるときに、必ず気にした方が良いことですが、例えば
- 発音のしにくい英語を避ける
- オリジナルな漢字の読み方など造語の場合は、カタカナやひらながにする
- どんな会社かなんとなく想像できるようにする
といったわかりやすさへの配慮は欠かせないでしょう。
会社名の決め方は「人に相談する」という方法もあり
会社名を形にするアプローチについてご紹介してきました。
このアプローチを参考にしながら、名前の方向性を創業者やその仲間たちと一緒に考えてみてください。
一方で、具体的な名前を考える段階(ネーミング)においては、その道の経験者やプロに相談するのもいいかもしれません。
例えるなら、著者に対する「編集者」のような方が必要だということです。
編集者とは、著者の思いや主張を理解し、それをより多くの方に伝わりやすくするための文章の成形などを担当する人のこと。
同じように、創業者の考えた名前の方向性を、より分かりやすく伝わりやすいネーミングにしてくださる「編集者」のような存在がいると、より会社名としての価値が輝くことでしょう。
そんなネーミングについての相談を円滑に進めるために、是非利用していただきたいサービスがあります。
それが、「ココナラ」。
ココナラとは何か知識やスキル、経験を持った方に気軽に相談できるオンラインプラットフォームサービスです。
もちろん、ネーミングに関するスキルを出品している方も多数いらっしゃいます。
こちらでは、なかでも3名の方をご紹介していますので、気になる方がいましたら是非チェックしてみてください。
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まとめ
ここまで、会社名の決め方・名付け方について筆者なりのアイデアを共有しました。
会社名は、自分たちの事業の顔となる存在です。
社名を考え、名付ける過程で、あらゆるステークホルダーを想像したり、会社の未来を想像する。
そして、自社のコアコンピタンスやアイデンティティを再確認する。
会社名に対して真摯に向き合った方が良い理由はここにあると考えます。
是非、ココナラで知識やご経験のある方の意見をもらいながら、素敵な会社名(商号)を考えてみてはいかがでしょうか!